VISA取得ストーリー チリ編


Hola チリ派遣の鈴木です。
"全てが計画され律儀に動き続けている=ordenadoな日本"に慣れた自分にとってカルチャーショックの嵐だったチリ生活も早一ヶ月が過ぎようとしています。

さて、今回は渡航準備について書きます。
とても大変でした。
大量の書類とその大量の書類を揃えるために必要な書類とその書類を揃えるために必要な書類...。留学準備はとにかく書類との戦いであると学びました。

黒字は一般論、赤字は注意すべきポイント、緑字は個人的な話です。

●チリ派遣が正式決定した2月 両方英語
・CV: 派遣先の大学に送る履歴書のようなもの
・Personal Statement: 受け入れてくださる研究室と教授に送るもので自分がその研究室を選んだ動機ややりたいことなどを書く

●VISAの発行(ここが山場) 全て英語

VISAの発行に必要な書類が以下 基本的にVISA審査の厳しいということを念頭において準備すると良いでしょう。幸い今回は1発で通りましたが、細かいところでハネられる可能性が高いので神経質にやると良いと思います。申請するのは赤羽橋or芝公園にあるチリ領事館です。開店時間が限られているので、前もって電話で予約する必要があります。※2017年3月時点

1.申請フォーム: スペイン語または英語で記入、全部大文字記入 僕は3回ほど書き直しました。ふと気を抜くと住所のところとかで小文字書いてしまうんですよ。その度に「ギャー」って頭を抱えてました。

2.パスポート:全ページコピー パスポートってこんなにページあったんだ!と思いました。ほぼ白紙。
3.健康診断書: 英語 医師と医療機関の角印が必要(僕たちの3つ上の先輩がこれで一度保留されていたそうなので注意しました) 2週間ほどかかる

4.カラー写真3枚: 普通に駅に置いてあるような証明写真機械でもok. ただしサイズが40mm×50mmだったので 自分で切る必要がありました。KJくんは領事館に行く朝までカットするのを忘れていて電車の中でハサミで切ったそうです。一見 就活生ですね。

5.残高証明書: 英語 銀行によるが早ければ数時間で発行可能
これは「向こうで半年間 普通に留学できる資金がある」つまり「学生ビザ取得にあたって不法に労働をし お金を稼がなければならない状態にはならない」ということの証明ですので、半年間チリで普通に生活を出来るだけのお金が自分の口座に入っていることを形だけでも証明しなければなりません。一年間で200~300万円あれば大丈夫というネットの情報を信じれば 半年分で100万円程度あれば大丈夫でしょう。しかし、普通の学生はそんなに口座にお金が入っていません。そこで、ご両親にお金を借り、一度自分の口座に入金した状態で残高証明書を発行してもらうというのがよくあるパターンだそうです。
僕はここでとんだミスを犯しました。自分のありのままの残高の証明書を発行していたのです。なんと残高は3万JPY(円)。これでは「チリに働きに行きマス!」と表明しているようなものです。申請直前に気づいて慌てて親に頭を下げ お金を一時的に借りました。

6.犯罪経歴証明書: 英語 住んでいる都道府県の一番偉い警察署で発行します。申請してから受け取りまで約2週間かかります。僕は神奈川県民なので横浜の桜木町近くにある神奈川県警に行きました。壮大でカッコいい建物で独特の緊張感があってすごくかっこよかったです。古畑任三郎が好きで警察になりたかった少年時代を思い出しました。KJくんは都民なので警視庁でした。それと、中学生の頃 極道だったのでフリーランニングという遊びの一環でビルからビルへジャンプするというやんちゃな遊びをしていたら警察に名前を控えられたことがあったのですが、おそらくそれは犯罪経歴にカウントされてなかったと思うので普通の人は大丈夫だと思います。

7.チリ大学の入学証明書: これはチリ大学からEメールで届いたものを印刷して持って行きました。詳細は以下

8.医科歯科の在籍証明書: OSSUに発行してもらいます。これも1~2週間がかかります。

●7.チリ大学の入学証明書を入手するために必要なもの
これはチリ大学に出すものなので、VISAほど厳しくはありません。実をいうとこの入学証明書を発行するために必要な書類を頑張って集めている段階で、チリ大学の方から「早く発行してあげるから今出せるものだけ出してくれれば良いよ」と連絡が来て 実際に以下の1,2,3だけ出して入学証明書がゲットできたので、とても緩いです。

1.申請フォーム: スペイン語か英語
2.パスポートサイズの顔写真
3.パスポートのコピー: Identityのページのみでok
4.医科歯科大学の推薦状: これも発行に数日かかります。OSSUに発行してもらいます。
5.プログラムの日付がわかるもの: つまりプロセメの期間を明示してある書類
6.肝炎予防接種証明書: チリの場合 これはA型肝炎とB型肝炎両方必要です。僕は病院で接種したので病院でもらいました。保健管理センターで接種する人はそこでもらいましょう。これも英語です。

●OSSMA
これは留学生をサポートするサービスのことで加入する義務があります。これとセットの海外保険はかなり安いです。

●現地スタッフの方との連絡
住居決め等 チリに来てからもかなりお世話になっているので、こまめに迅速に連絡を取り合うことが大事です。

●チリで現金を引き出せるデビットカードまたは海外キャッシングが可能なクレジットカードの作成
僕はVISAのNeoMoney(ネオマネー)というカードを使ってます。

●国際運転免許: 免許センターで発行します。チリの運転は超が3つつくほど荒く、呼吸をするようにクラクションを鳴らすので今の所絶対使わないだろうなと思いますが、一応持ってきました。国際免許 本当に一瞬で取れました。しかもそんなに高くない。二俣川免許センターに行って 紙一枚だけ書いて申請してから文字通り1分経たずに発行されたのは驚きました。




このブログの人気の投稿

チリの衣食住~KUMONは世界中に~

結局留学ってどうなのよ:ボストン留学を終えて

LAでの生活〜車ないけど生きてます!〜