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9月, 2019の投稿を表示しています

研究テーマが増えました(^^;+がん患者さんへの診察の見学

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イギリスからこんにちは、インペリアルカレッジ派遣生のmikanです。 インペリアルではちょうど新学期が始まり、今住んでいる寮が新入生で賑わい始めている頃です。かくいう私は研究室でのプロジェクトに追われる日々を過ごしています。 あと1か月ちょっとでプロセメも終わりですが、果たして自分はプロセメ発表に間に合うのだろうか…笑 さて、今回は、 ・研究室での普段の様子 ・Charing Cross Hospitalでの病院見学 の2点について書きたいと思います。 研究生活 研究テーマですが、前回ブログを書いた時からテーマが一つ増えて、計2つになりました。ひとつは前回ブログ(7月初め)にも書いた通り、 HIV 関連の肝細胞癌についてです。もうひとつの新しく加わった研究テーマは、 Child-Pugh 分類(現在広く用いられている肝予備能の評価法)に代わる新たな評価方法についての臨床研究です。 今回は実際に研究室内でどのようなことをやっているのか書きたいと思います。 研究室で私は以下の3つのことを主に行っています。 ① RNA/DNA 抽出及び濃度測定(実際に患者さんから取った病理標本を用いて) ② 顕微鏡を用いて免疫染色されたスライドの評価 ③ もう一つのテーマである臨床研究の論文執筆のお手伝い的なこと ③についてですが、世界中の様々な病院から集められた患者さんの臨床データがすでにほぼ研究室の教授の先生によって一つのファイルにまとめられています。先生はこれからそのデータを用いて論文を数本執筆するそうですが、そのうちの一つを自分が担当している、という状況です。   なので、具体的な作業としては、 他の病院から新たに送ってもらった臨床データをまとめる作業のお手伝い 臨床データを用いて統計解析(生存曲線などの作成) 論文(の下書きのようなもの)を自分で書いて、それを先生が添削する といった形です。 執筆にあたって多くの論文を読むことになったし、 SPSS (統計解析ソフト)や Endnote (文献管理ソフト)など論文執筆にほぼ必須のソフトを使わせてもらったりしているので、大変ですがやりがいを感じています。ただ、あと 1 か月で書けるのだろうか、心配でもあります。 (もう一つのテーマの write-up もあるし

1人暮らし談~ハウスシェアについて~

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お久しぶりです!UNR派遣のぎるです。ブログ書こう書こうと思ってたらいつの間にか2週間経ちもう9月が終わろうとしてますね。時の速さに愕然とします。リノは先週くらいからいきなり寒くなり、早くも長袖長ズボンを装備して外出しなくちゃいけなくなりました。(朝は10℃以下まで気温が下がります。研究室に行くのが寒いったらありません。) さて肝心のブログですが、本当は今月は研究室について書こうと思っていたのですが、研究室の写真を撮るのを忘れてしまったので、それは来月に持ち越して、今回はハウスシェアについて少し書いていきたいと思います! 皆さんはハウスシェアについてどのくらい知っていますでしょうか。日本ではそういう形態があるらしいよ、とほぼ伝説の存在になっているような気がします。笑 そもそも日本ではルームシェアもあまり一般的ではないので、当たり前かもしれません。知らない人と生活を共にする、ということに少なからず抵抗を覚えるからでしょうか。(アメリカ人もそこに抵抗を覚えないわけはないと思うのですが…) ハウスシェアというのは文字通り、1軒家を複数の人でシェアする、というものです。その中でまたルームシェアか個室か、という違いはあるのですが、僕が今生活しているのは個室です。 さてそれではこのハウスシェアという形、いったいどこがよくてどこが問題となるのでしょうか。この4か月の体験を踏まえて私見をつらつらと書き連ねていこうと思います! メリット ①友達(知り合い)ができる これは間違いなくメリットだと思います。特にこのプロジェクトセメスターの留学では、基本的には研究室を往復する生活になるので、研究室のメンバーを除いてはあまり人と出会う機会がありません(部活等に所属すれば会う機会はもちろん増えます)その中で、何も特別なことをしなくても、半強制的に同じ屋根の下で過ごす人とは知り合うことになります。仲良くなる場合も、ドライな関係が続く場合もありますが… 研究に疲れて帰ったときに、研究室とは関係のない人と話せるのはかなり気分転換になるように思います。 ただ、ハウスシェアというのは案外ドライだということはここに書いておきたいと思います。ハウスシェアしているからといってそのみんなで遊んだり、パーティしたり、というのは基本的にはありません。何もしなければ、ただ一緒に生活している

Museum・Metacognition・Mitochondria

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Harvard art museum MIT museum(めさ楽しかった) Whitney museum(一番よかった)  Guggenheim museum(らせん状の展示形式) Metropolitan museum(広すぎ) 書いてある通り(自然の神秘) Boston museum of fine arts(fine arts) Museo de arte contemporaneo(サンティアゴの現代美術館) どうもチリ派遣生のガネーシャです。 いきなりの写真ラッシュでした。 9月に休みをもらえたので、ボストン、ニューヨーク、ピッツバーグ に10日間旅行に行くことができました。 有名どころの美術館は全部回れた気がします。 他にもいろいろしましたが、 チリの美術館にも何回か行くなど、いままでの人生の中で 一番美術館通いした期間だったので、 今回は美術館から連想を得て、 美術館での思考法(Metacognition) 最後に研究に関する閑話(Mitochondria) について話したいと思います。 美術館は見たいものしか見ないという、人特有の束縛から解放してくれる場所であると思います。そんな美術館の中で色々思考を練りながら歩くのが乙であると皆さん考えてらっしゃると思うのですが、その思考の中で メタ的思考(Metacognition) というのが非常に大きなヒントであると感じたので、軽く考えてみました! Ⅰ Metacognition 自分が何かを理解しようとするとき、それは2つの場合に分けられると思います。それは自分の中と外です。中と外なんてどうやって決めるんだよ、とかとてもむつかしいお話は疲れるので、まあそこらへんはご容赦を... ①外界を理解する 美術館を歩くと様々な作品に出会います。特に、メトロポリタン美術館やルーブル美術館など、あらゆるジャンルを展示している所では回るのに回り切れないというようなこともしばしば起きます。 超大まかに、作品を分けると古典芸術と近代・現代美術にカテゴライズできると思います。つまり、昔と今 歴史、知識をしってたらある程度理解できる作品:古典美術 これは本当にそう思いま

USC Dr. Machida labについて&放課後の過ごし方

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 USC 派遣生のぷろとんです!もうあと1カ月ほどでプロセメも終わりですね。ロサンゼルスは5月からほとんど気候が変わらないため、時の流れに鈍感になってしまいそうになります。1日1日をかみしめながら大切に過ごしていきたいところです。 さて今回は、 ★ 研究の様子 ★ clinical observation について ★ コミュニティづくりについて の3点について書いていきたいと思います。テーマに関連した写真がまったくなく、文字だけになってしまいそうなので、ここ最近の旅行の写真を間に埋め込んでいきたいと思います。本文との関係は一切ありませんが、西海岸最高だよってことが伝わればなによりです笑 グランドキャニオン:18億年分の地層、感動! 研究について  多くの派遣生が順調に研究を進めているように思われるこの時期、私は正直焦りに焦っています。プロセメが始まる前は、「半年も毎日研究してれば何かしらの結果は出るでしょ~あわよくば論文に自分の名前が載ったりしちゃうかも!」な~んて超お気楽に考えていましたが、甘かった甘かった。今帰国しろと言われたら、正直発表できるデータがほぼありません。これはそもそも与えられているテーマが時間のかかるものだったのか、私の絶望的な手技のセンスのなさによるものかはわかりませんが、とにかく日々失敗ばかりです。そして条件を変えて再度トライ、また失敗し...の繰り返しです。初めのうちは失敗する度に、なんで私だけうまくいかないんだと落ち込んでいましたが、最近ではまたかと思えるくらいにはメンタルが鍛えられてきました笑  アンテロープキャニオン:差し込む光がきれいでした   私が1番きついなと感じたのは、スーパーバイザーとよばれる特定の指導役の人がつかないところです。受け身の姿勢でいると、完全に放置されます笑 逆にいえば、ラボにいる人誰にでも質問をしたりアドバイスを聞きにいったりできるということですが、それぞれが暇な時間を見極める空気を読む力とコミュ力が必要とされます。と、こんなことを言うとマイナスイメージがついてしまいそうですが、ポスドクの方・院生の方は本当に優しいしなんでも丁寧に教えてくれます。自分からガツガツいく積極性を忘れなければ、非常に多くのことを学べる環境だと思います!この大変さも留学の醍醐味

自然保護区で見つけた野生動物たち

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こんにちは。 ANU 派遣学生のまる子です。 今回は、キャンベラ南西の自然保護区 Tidbinbilla で発見した動物についてお伝えします。 Tidbinbilla はキャンベラの中心部から直線距離で約 30 km 南西に位置します。広大な保護区内には 21 のエリアがあり、エリア間は車で移動します。各エリア内にはそれぞれ異なるテーマが設定されていて、遊歩道を散策しながら、かすかな音や気配を頼りに動物を探したり、植物を観察して楽しみます。 この日は研究室の方が車を出してくださり、一日かけて三つのエリアを見て回りました。発見した動物たちをご紹介します。 1)コアラ…保護区内には野生コアラもいるが見つけるのは大変難しいので、コアラだけは専用の囲いの中にいました。ユーカリの中でも特定の種類の葉しか食べないそうです。 2)ワラビー…比較的たくさん見つけることが出来ました。「小型カンガルー」という感じの見た目です。有袋類です。 3)カモノハシ…日本でもかなり人気のある動物だと思います。キャラクターにも使用されています。しかし実際のカモノハシを見たのは初めてでした。泳ぎ方が特徴的で、水面に顔を出しては潜る、出しては潜る、を繰り返していました。 4)カンガルー…写真中央のカンガルーは子持ちです。非常に警戒心が強いため、軽い気持ちで近づかない方がいいと思います。ウシやウマの場合は後ろ足でキックされますが、カンガルーは前足でパンチが得意だそうです。 5)ペリカン…見つけられましたか?この写真の中には小さな(実際は大きい)ペリカンが一羽隠れています。 6)滝…自然保護区のすぐ近くに有名な滝がありました。(この写真に動物は映っていません。) このほかにエミュー、青鶏 pukeko 、ワライカワセミ Kookaburra 、カメ、アリクイも見ることが出来ました。とくにワライカワセミは鳴き声が特徴的なのでぜひ調べてみて下さい。 この日は天気にも恵まれて最高の休日になりました。 それでは次回もお楽しみください。 まる子