ガーナ滞在記 その2

 お久ぶりです。ガーナ派遣学生のyotaです。
 今回は、ガーナでの衣食住と研究室での活動について紹介したいと思います。
 
 まずは、現地の服について。ガーナの伝統的な服は、柄が派手で、日本で着て外を歩くとだいぶ目立つようなものばかりです。ガーナの服にしてはだいぶおとなしめのものを一着、モールで購入しました。金曜日はガーナの伝統的な服を着るという習慣があるそうなので、その時に着ていくと、結構褒められます。

 これが私の買ったガーナの服。





次は食について。基本的に昼は野口記念医学研究所共同研究センター(以下、野口研)の周りにある食堂、夜はナイトマーケットの屋台で食事をしています。衛生状態の悪いものが多いけど(まず皿が汚い)、食べ続ければ、免疫ができます(たぶん…)。今のところ、お腹を壊してダウンするのは1回で済んでます。

 以下、僕が好んで食べているものを紹介します。

 まずは、フーフー。餅みたいなやつです。手で食べるのが基本です。






 これは、ライトスープ。辛いスープで、ヤギの肉が基本的に入っています。




 
これは、グランナッツスープ。ピーナッツのスープです。







これは、オクロスープ。おくらのスープです。





これは、パームノートスープ。パームナッツのスープで、においがきついです。






 これは、ジョロフライス。僕のお気に入りのガーナ食で、ナイトマーケットの屋台で買うことが多いです。ご飯の上に自分の好きなトッピングを注文してのっけていきます。シトという辛いソースのようなものをのっけて食べるのが好きです。







 これは、ワチェ。赤飯みたいなご飯です。シトとガリ(キャッサバの粉で味がしない)をのっけるのが基本です。






 これは、シチュー(とライス)。ガーナでシチューというと、白いものでなく、スパイスで野菜などを煮込んだ赤いもののことを言います。これをごはんにのっけて食べます。








次は、住居や暮らしについてです。
 
 私は男ですが、男子の一人部屋に空きがなく、女子の一人部屋に住んでいます。羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、とくにメリットはなく、デメリットばかりです。まず、定期的に侵入者と思われて、詰問されたりします。部屋のある階にはシャワーやトイレが女子用のものしかなく、男子シャワー、トイレまで移動しなければならず、お腹をひどく壊したときはトイレまでたどり着くのが大変です。
 また、シャワーは水しか出ないので、冷たくて慣れるまで大変でした(たまに水も出ない…)。その他にも、過去の派遣学生の先輩に窓ガラスが割れていることがあるからガムテープとかで補修したほうがいい、と言われていましたが、僕の場合は、そもそも窓に窓ガラスがないところがありました。虫が自由に出入りするので、とりあえず、いろいろなものを窓枠に貼りました。

怒りの追記

 このブログを書いている途中に、男子の一人部屋に引っ越しました。
 何があったかというと、夜中の8時に急に引っ越しをけしかけられました。もちろん事前告知なし。明日から新しい女の子が来て、かつ、ちょうど男子の一人部屋に空きができたから、今すぐ出て行け、ということでした。夜中に大慌てで荷物を全部外に出して、男子部屋に移りました。なんで前もって教えてくれないんですかね()。外に荷物を一気に出させられたので、全部運びきる前に誰かに盗まれないかすごく不安でした。これがガーナクオリティなので、慣れるしかないです。


 私の現在の部屋がこちら(急いで引っ越した後なので、散らかっています)




 




最後に、研究生活についてです。他の派遣学生のブログを見ていると、きまったスケジュールがある感じですが、ガーナ人は時間にルーズなので、特に毎日決まった時間に決まったことをしていません。ということで、だいたいのスケジュールを一応載せておきます。

AM800AM900 研究室到着
毎日9時前には研究室につくようにしていますが、人が23人いるかいないかです。10時過ぎてから来る人も結構いたり。いまだに始業時間がよくわかりません。たぶんないと思います。

AM900PM100 実験
僕の指導をしてくれるリサーチアシスタント(RA)が来たら(来て、お願い!)、実験をします。一応、RAの監督が必要で、一人で実験をしないことになっています。すぐどこかに行ってしまう方もいれば、しっかり指導をしてくれる方もいます。12時実験開始といわれて、4時に始まったこともあるので、慣れが大事です。

PM100PM300 昼食
この時間帯のどこかで食事をします。よく一緒にご飯に行くRAの気分でご飯の時間が決まります。

PM300PM500 実験とか
 お昼から帰ってきて、残りの実験があるときは実験再開です。たまにオフィスに戻ると、人が踊っていたり(ついていけない)。ちらほら帰り始める人もいます。

PM500PM600 メール関係
 一応、5時で研究室は終了らしいです。オフィスのデスクは使えます。Wifi環境になかなかありつけないので、メールの整理とか安否確認メールに返信したりします。

 私は今回、いろいろな寄生虫の実験を少しづつ経験させてもらうことになっています。メインの研究は、医科歯科の国際環境寄生虫病学教室で行っていて、それをプロセメの最終発表に使うので、ガーナでは、一つのテーマに集中してデータをとるというよりは、いろいろ経験してくるという感じです。マラリア、リーシュマニア、トリパノソーマなどの薬剤試験を主に行っています。マラリアは、日本でも実験しているのでわかることも多いですが、リーシュマニアなどの実験はしたことがないので、非常に勉強になります。

 こんな感じで、毎日生活しています。残り1か月ですが、いろいろ体験したいと思います
 
 
 最後に、野口研の有名な場所の写真。

 

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