CDCより

初の投稿です!!
アメリカ、ジョージア州アトランタに位置する、アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention ; CDC)にて、約1年間留学させて頂いている、保健衛生学研究科生体検査科学専攻分子病態検査学分野博士前期課程1年のみなみです。
ウイルス性肝炎ブランチで、アッセイ系開発の研究をしています。アメリカ政府の管轄の為、機密が多く、内部の写真は一切投稿できないのが残念ですが、こちらがCDCの外観です!

早いもので渡米から2ヶ月が経ちました。しかし、最初の1ヶ月は身分証明の手続きだけであっという間に終了。(笑) 日本でCDC入構の準備をしているうちから、提出書類の多さに疲弊していましたが、こちらに来てからのセキュリティチェックは想像を超えて厳しいものでした。世界中がテロの脅威に晒されている今日、国際規模の感染制御、研究機関であるCDCは、バイオテロなどの標的の一つであると言っても過言ではありません。スマートカードといって、身分が機関に認証されていることを証明し、構内の全ての扉の鍵となるカードを入手するまでの半月の間、毎日建物に出入りする度に黒人さんのガードマンにパスポートを提示して睨めっこ。全ての書類を提出し、手指の正面と側面の指紋を隈なく採取され、ようやくカードを手に入れると、次には実験室に入室するためのセキュリティテストと実験留意事項確認テスト、ウイルス性肝炎の実験を安全に行う為の抗体価検査と、血液感染疾患についてのウェブ授業とテストが持ち受けていました。この期間は、目眩がしそうなくらい毎日緊張の繰り返し。大学ではなく研究機関への留学なので、職員の方、他の留学生の方も全員年上で、どこにいても最年少であることもあり、常に気が張り詰めていました。現在は、無事に全てをパスし、落ち着きも得られ、修士論文の骨子となる実験に着手できています。

CDCは完全にフレックスタイム制。7:00に出勤し、15:00に帰宅する方もいらっしゃれば、日本のように9:00から17:00をコアタイムとしている方もいらっしゃり、様々です。勤務後のアフターファイブも、週末も存分に楽しまれています。そろそろ死語かもしれませんが、皆さん本当にリア充です。この環境に乗じて、CDCの同僚や、国際寮の友人と共に、ランチタイムやアフターファイブに、ヨガ、ジムに通ったり、スケートボード、卓球、ピアノの練習をしたり、休日にはダウンタウンやミッドタウンに繰り出して、アトランタ巡りをしたりしています。先週は、日本から研究室の先生方がいらっしゃり、ワシントンD.C.へ。スイッチのオンとオフが明瞭で、とても快活な生活です。また、祝日や送別会の際には、”potluck”といって、それぞれが手料理を持ち寄るパーティが開かれます。理由はわかりませんが、CDCのラボのチームの皆さんも、国際寮の皆さんも、とても料理上手。やはり、日本文化を伝える為にも、得意な ”the和食” を一つでもネタとして持っておくべきでした。私の周りの方々は、毎週金曜日に必ずSushiのレストランに行ってしまうほどSushi好き。本当は巻き寿司を作るのは私の人生の中で二回目なのに、小さい頃から家で作っていたような顔をしてpotluckに持参しました。(゜-゜)


爆発しそうなくらい楽しかったり、英語の表現や初めての仕事に苦しんだりと、山あり谷ありの日々ですが、残り8か月、引き続き頑張っていきます!!!
 

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