Wimbledon 2019, FEVER-TREE CHAMPIONSHIP

 はじめまして。Imperial College London派遣学生のNO TENNIS NO LIFEです🎾
Thanks a lot for having a look at this post ;)

 日本ではしとしと雨の滴る音が聞こえてくるこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?晴れる日が少なく、気分が浮かない方もいらっしゃると思いますが、日本気象協会では平年7月21日頃に関東甲信越地方で梅雨明けを迎えるとされています。あと1週間程ですね、一緒に頑張りましょう!🍓*⁰
*⁰:イギリスでは、Wimbledonが開催される7月上旬は苺の季節となっております。


 では、早速本題に入っていきましょう。
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【本投稿の構成】
0.研究生活(概略)
1.留学前準備*¹ 
2.留学後1カ月間の学業・私生活の振り返り
3.Wimbledon 2019

*¹ : Imperial派遣生はプロセメ開始(≒派遣)時期が国内組・他の海外組より3週間遅れるので、Imperial派遣生ならではの時間となります。
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▶プロセメで海外留学を検討されている1, 2, 3年生
 Imperial College London 含め、留学に関する基本的な情報はプロセメ説明会や本学official website、友人たちを通じて適当な時期に入ってきます。本記事は、先輩にImperial派遣生のいない方が留学を検討する際及びImperial派遣が確定した学生が準備を進める際少しでも参考になればということを念頭に置いて執筆させて頂きました。少しでもお役に立てれば幸いです😃

0.研究生活(概略)
- 研究内容:
 Armus regulation of E-cadherin in degradation and cell scattering in tumours
(≒「細胞シグナル伝達の観点から捉えた癌基礎研究」)
- 研究時間帯*²:
①9 am - 5 pm (on average) (max: 7 am to 7 pm) @Braga*³'s Lab
 1st & 2nd weeks: 9 am to 7 pm
    3rd & 4th weeks: 9:30 am  to 5 pm (to 2 pm at the earliest)
②till 1 am @my room, reading articles and books on biological experiments
- 研究室への通学:
 3 mins on foot; in other exchange students' cases, 20 min by bicycle or by bus 
- 研究室の雰囲気:
 ラボに所属するundergraduates, graduatesは皆 super friendly で、毎日ご飯や飲みに誘ってくれます。また、研究内容(updateされていないprotocolの確認etc.)についていつ相談しても、嫌な顔一つせず丁寧に教えてくれます。ただし、他の派遣生の様子を聞く限り、一緒にご飯を食べるなど和気藹々とした雰囲気は、私の配属された研究室に特異的なようです。

*²:上記詳細・理由は2.留学後1カ月間の学業・私生活の振り返りにて後述。
*³:my supervisor's last name

1.留学前準備
 前述の通り、Imperial派遣学生のみ医科歯科での授業終了後3週間の準備期間が与えられます。プロセメ前最後の講義は公衆衛生学実習でchallenging (& demanding) かつ留学準備そのものも大変なので、公衆衛生学実習に真剣に取り組み、留学先で有意義な時間を過ごす為に、この期間の存在は非常に有難いです。私は派遣先検討時にそこまで頭が回りませんでしたが、希望留学先を選ぶ上で一つの重要な要素として考慮してみてもよいかもしれません

 なお、私はこの準備期間を以下のように過ごしました。
- 昨年以前の派遣生とのお食事*⁴
- 派遣先研究分野に関する論文の読み込み(Abstract: 30本、full text: 10本ほど)
- バイオ実験・論文執筆に関する一般的な書物の読書*⁵
- 興味のある他学問分野の読書
- 研究実践プログラムで通っていた研究室での研究の続き
- CBT vol.4までの残り*⁶ ※結局vol.4も少し残ってしまいました…。
- その他(送別会、テニス、コーチetc.)

*⁴:この時間を十分に確保できるのもImperial派遣ならではであり、留学先決定の上で一つの重要なfactorとして鑑みてもよいと思います。先代のImperial派遣生には優秀な方が沢山いらっしゃり、お話を聞く度言葉にならない程inspireされました。
*⁵:以下の本が特に参考になりました。来年度以降バイオ実験に取り組まれる方に参考文献として記しておきます。
- 『必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則』
- 『ゼロからはじめるバイオ実験マスターコース ①実験の基本と原理』
- 『バイオ実験 誰もがつまずく失敗&ナットク解決法』
*⁶:私は2年時春から長期休暇を利用して既習分野のQBを解いておりました。私自身まだCBTを受験していないので、必ずしもいい成績に結び付くかということについてはっきりしたことは言えませんが、プロセメ期間中研究に専念できるので、結果如何に関わらずやってよかったと思います。


2.留学後1カ月間の学業・私生活の振り返り
 以下、privateな内容は※で参考程度に記します。

- the 1st week
 for the 1st half: SIMカードの購入や生活備品の準備など
 for the 2nd half: Imperialでの生活が始まりました。ただし、fire safetyやrisk managementなどが中心で、研究内容そのものに触れることは出来ませんでした。
 ※交換留学でTMDUに来ていたImperialの友人に誘われ、休日及びmini-lecture後は the Queen's club で開かれている FEVER-TEEE CHAMPIONSHIP の観戦をしていました。
Andy Murray

- the 2nd week: 
 supervisorに頂いたprotocolsの熟読や日本であまりしなかった実験操作(細胞培養やtransfection, IP, pull-down assaysなど)のシャドーイング、実験器具の位置把握

- the 3rd week & the 4th week: cell culture、undergraduates, graduatesの手伝い
 研究内容の都合上、初めの2週間は細胞培養(3T3-J2 cellsの培養、それを用いたfeeder作成、feeder上でのkeratinocytes培養)以外に実験が出来ず*⁷、折を見て周囲の方の手伝いをしていました。

 ※3rd & 4th weeksは比較的privateに回せる時間が多くあり、ちょうどこの時期がThe Championship Wimbledonと重なっていたので、研究に支障が出ない範囲で全てをWimbledonに捧げました。14日間の大会期間中、(大会開催直前の土日テント泊したことも含めれば)5日間テント泊し*⁸、9日間Wimbledonにいた計算になります。The Championship Wimbledonは133回の歴史を誇る英国の歴とした伝統であり、queueingを通じて現地の方々や世界中のテニスファンと仲良くなって、様々な国の情勢・文化について垣間見ることが出来ます。また、テント泊中寝袋を忘れて凍死しかけたり(イギリスの日中の寒暖の差を身を以て体感でき、今では大切な思い出の一部です✨笑)、同じく凍え死にそうだった中国からの留学生と一緒にWimbledon Parkにsleeping bagsを配達してもらったりなど、他では味わえない貴重な体験を数多くすることが出来ました。

the 5th week - :
 遅ればせながら着々と準備が整いつつあり、いよいよ本格的に実験が開始出来そうです。

*⁷:keratinocytes (HaCaT) の準備が出来たら、HaCaTを用いてtransfectionやWestern Blotting, pull-down assayなどを順次行って参ります。
*⁸:Wimbledonにはqueueingという制度があり、幾夜かテント泊すれば Centre Court のチケットも取れます。

3.Wimbledon 2019
 ※既に長々と書いてしまったので、ここでは写真の掲載のみに留めさせていただきます。
Wimbledonに興味がある来年度以降のImperial派遣生は是非一度ご連絡下さい。    
                 
錦織圭


錦織圭のサイン
Rafael Nadal
 
Rafa's autographs

Roger Federer's autographs

 拙文ながら最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 なお、私は本投稿に加え、8/30及び11/15(最終記事:Imperial留学まとめ記事)付けの更新も担当することになっております。もし気に入って頂けたら、またご一読下さい 。
また、国内外を問わずプロセメの配属先で悩んでる1, 2, 3年生は、私でよければいつでもご相談下さい😊

 では、See you again! Take care!🍀



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