オーストラリアについていろいろ語ります(前半)

こんにちは!2019年度オーストラリア国立大学派遣生のKazです!

日本はもうすでに夏真只中といった感じでしょうか?こちら南半球のオーストラリアは日に日に寒くなっております(*_*)⛄。ここ最近咳と鼻水が出て少し風邪気味なので何か料理を作るたびに生姜を混ぜてみたり、暖かいお茶を飲んだりして過ごしています()🍵。自分がここキャンベラに派遣されてから2か月ほどが経ちました。派遣期間の約6ヵ月のうちおおよそ3分の1が過ぎたと思うと本当にあっとういう間に時間が経っているように感じます。長すぎて一回では投稿できないようなので前半と後半の二部構成でお送りいたします😅。長文で飽きてしまうと思いますので、ところどころ旅先の写真を挟んでいきますのでどうぞお付き合いください🙌

さて今回は以下の内容について話したいと思います。何かの参考になれば幸いです。

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前半
〇なぜ自分はオーストラリアを選んだのか?
〇研究室はどんな感じ?
後半
〇留学生活はどんな感じ?実際に留学してみて思ったこと
〇今後留学を考えている人たちへのアドバイス・メッセージ
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〇なぜ自分はオーストラリアを選んだのか?


自分が通う東京医科歯科大学医学部医学科では他の医療系大学とは異なる特色を持ち、4年次の前半に全ての座学講義が終了したのち約半年に渡り特定の研究室に所属し成果を発表することが単位の一つとして義務づけられています。その際に同大学や海外大学の研究室に出願できるのですが、自分は本大学提携大学であるオーストラリア国立大学に出願し内定を頂くことができました。では何故オーストラリアを選んだのか、一つ目の理由としては「今回が自分にとっては初めての留学だったから」というのが挙げられます。オーストラリア国立大学と本大学は例年交換留学生を派遣しており、住居やビザなどのサポート体制もしっかりしていて、何より先代の派遣生の先輩方からさまざまな情報を得られることができます。初めての留学に少し不安だった自分にはこのように基盤がしっかりしている派遣先が魅力的に思え選択しました。二つ目は「まだ自分が行ったことのない国だった」ことです。恥ずかしながら自分は海外経験が乏しく、派遣前ですとアメリカぐらいしか海外に行ったことがありませんでした。自分にとっては南半球及びオーストラリアは今回が初でこれを機に様々な国に行ってみたいと思い期待を大にして出願しました。

(メルボルンにて 左・中:グレートオーシャンロードにて 右:メルボルン監獄外観)

〇研究室はどんな感じ?

自分に研究テーマはざっくり言いますと「あるタンパク質変異と悪性リンパ腫の関係についてです」。もう少し詳しく説明しますと、先行研究によって悪性リンパ腫に中でも比較的予後が悪くB細胞由来であるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の症例においてB細胞レセプター(BCR)上のCD79Bというタンパク質のチロシン残基(Y195)に変異が多く確認されています。そこでCD79BY195変異マウスを用いて、細胞表面マーカーやシグナル伝達、B細胞の生存・活性化などにどのような異常が起こるか観察し、疾病発症のメカニズムを解明する研究しています。
自分が毎日通っているJCSMRは寮から歩いて5分と近いので日本と時と比べるとだいぶ楽です(以前は1時間くらいで通学してました)。月曜~金曜の週5日で9001700を基本に通っています。毎週火曜日の朝ミーティングがあったり、木曜日にはCancer departmentセミナーがあり他の研究者の様々な研究発表を公聴することができ、自分のテーマだけでなく幅広い内容を聞くことができるので非常に充実したものとなっております。昨年度自分は医科歯科大学の研究室でも研究させてもらったのですが、あくまでSupervisorのお手伝い程度のことしかできませんでした。しかしここに来てからは自分で実験を一から計画したり必要な機材を注文したりとただの手伝いではなくより能動的に実験させてもらえるようになりました。また今の僕のSupervisorはよく“Be independent”とおっしゃいます。自分の頭で考え計画し実行することに重きを置いており、学生である自分にも時に厳しく、時に優しく指導してくださりおかげさまで日々成長を感じております。
キャンベラにて
 上左:ラボの寿司パーティー🍣 右:フラットホワイトコーヒー※豪人気のコーヒー☕
 下左中:Belconnen果物魚市 右:エインズリー山からキャンベラを一望

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