7/7-7/16ペルー・ボリビア・チリ旅行~中編

前半(?)の記事はこちら

こんにちは、僕のブログのタイトルが滑ってるらしいです。スキー部なのでしょうがないですね。チリ大派遣のこじこじです。

今日は記憶が残っているうちに10日間の南米旅行について書きたいと思います。南米は日本の裏側であり、アクセスが悪いのでせっかくチリに来たのだからたくさん旅行しようと考えています。プロセメ期間は1か月の休みの期間が書面上あるので、ヒロトゥッシュ(これも滑ってると思う)が書いているように「言うこと」が大事だと思います。交渉の仕方としては、僕の場合「先のスケジュールとして、この週でこれをやって、あれをやってというつもりでいますのでここで休みをください!!!!!!!」と具体的に提示したら「You are already grown-ups, so please go with your schedules. It’s fine to take a vacation.」とにこやかに言われまして交渉成立です。実験の方の進捗は割といいです!

さて、前半をケイトゥッシュが書いてくれたみたいなので、続いて僕は後半の日程について書きたいと思います。マチュピチュまで書いてくれたので、残りはクスコからラパス、ラパスからウユニ、ウユニからカラマからのアタカマ、サンティアゴへの帰還について書きたいと思います。先に書いた人は前半として認識してるみたいですが、たぶん1/4くらいです。

マチュピチュからの帰り道はペルー鉄道で、クスコまで帰還しました。僕たちの向かいにはそこそこ年の離れたカップルさまがいらっしゃったのですが、南米らしく話しかけること流れになりました。するとなんとペルーの大学で神経系について研究している人だったのです。日本のこと、ペルーについてのお国自慢、チリについてペルーから思うこと、政治情勢、チェ・ゲバラについて、本当にいろいろな話に花が咲きました。話の引き出しが広すぎて、これが教養か、と見せつけられましたが、僕たちに話しかける前までは向かいにいる僕たちを気にもせずにキスしたりいちゃいちゃしたりしていたので、まじめな話をしているときにふと思い出してしまうこともありました。しかしチリでも電車の中やホームでそういうことをするのは彼らにとっては普通のことなので、文化の違いを感じました。

アルパカのある生活。お土産は今回の経路ですべて同じものが買えますが、ペルーが最安でチリに行くにつれて高額になるのでペルーで買いましょう。

熱い議論を交わしたあとは、クスコのバスターミナルへと向かいます。到着するとなんとバスターミナルは停電している。世界一周ブログを見ていると、バスターミナルは最も危険で盗難が横行するとのことでしたので、ラパス行きの夜行バスに乗り込むまではとにかく緊張していました。が、バスターミナルはバックパッカーの聖地ということもあってドルしか持ってないイギリスのお兄さんのお金をソル(ペルーのお金の単位です。太陽って意味で、インカを感じる)に換えてあげるという徳を積むイベントをしたり、女1人旅中のイギリス人と盗難怖いよねという話をしたりと国際交流も欠かさず行いました!何気ない会話をする練習を日本でした成果だと思います!

コパカバーナというチチカカ湖の湖畔の町に到着し、マチュピチュ色に染まった下着たちを変えたいという思いがあったところに「Agua Caliente(=熱いお湯出るぞ!シャワーだぞ!)」というホテルを発見し、宿の人に「シャワーだけを使わせてくれないか」と交渉し、蛇口をひねると「水」。「水しか出ないじゃん、熱いお湯出る部屋案内して」と言い、「この部屋のシャワー壊れてたみたいね」と言われ別の部屋に案内されると、さっきよりは少し暖かい「水(notお湯)」が出てきたではありませんか。バスまでの時間もないのでなぜかボリビアの地で滝行をし、下着も新しくしてバスへと駆け込みます。バスに乗り込んでだんだんと高度を上げて、4000mあるチチカカ湖に到着。何もアナウンスもなしに乗客が全員降ろされます。何事かと思っていると、バスだけこの船で横断するからお前らは小さい船で横断しろとのことでした。いかだでバスを運ぶ異様な光景に出会えたのでした。↓

チチカカ湖の底にはたくさんのバスが沈んでいるという…。(僕の考えた都市伝説です)

標高が高いのでコカの葉から抽出したコカキャンディを大量に買い込んで、めちゃ食べました。コカ茶も飲んでいたため、高山病対策になったのではないでしょうか。ペルーで大殿筋に打たれた注射のおかげかもしれません。国によってはコカの成分自体持ち込み禁止のようなので、事前に調べましょう。

チチカカ湖の横断も南米時間で行われるのでゆっくりめでした。再びバスに乗り込んで、いざラパス!La Paz(= the peace= ビバ平和)という名前にワクワクしていくと、ボリビアの最大都市ラパスに到着しました。町はすり鉢状であり、階級の高い人は低地に、階級の低い人は高地に住んでいます。町をロープウエイが走っており、なんとなく酸素が薄いように感じました。3000mにあるので薄いのはそりゃそうですね。前述の通り、バスターミナルは油断できないし、ラパスで身ぐるみはがされたという話も聞いていたのでびくびくしながら街に放たれました。ウユニ行きのバスは、22時。かなり時間もあり、僕はふらっと町の中にある定食屋さんに入って、ボリビア料理通称ボリ飯を食べたかったのでメニューをよく見ずに頼みました。「1番上のものを頼んでおけば間違いないだろう」という甘い考えを捨てようと決心したラパスなのでした。そして、21時発のウユニ塩湖行きのバスに乗り込みました。

ラパスのバスターミナル。世界一周ブログでよく見るやつです。

リャマの肉をコンビーフにして、巨大なコーンとじゃがいもとゆで卵とチーズが乗っている、ケンケチャンみたいな名前。マチュピチュで食べたアルパカがおいしかっただけに落差が大きかった。

まだウユニにつかないですね。ということで、中編とします。後編についてはまた更新します。(実をいうと先週イースター島とイグアスの滝に行ってるので借金がまた増えました。)

と、ここまでいろいろと書いてきましたが、最近あった話を。
現在の研究では免疫担当細胞である樹状細胞がアンギオテンシンⅡに起因する高血圧でどのように働くのかについて調べています。高血圧と言えば生活習慣によるものが多いなんて聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。その筆頭としてNaClなんかも原因として挙げられており、僕の研究室でもNaCl感受性高血圧について研究している人もいます。この前置きが必要だったかはわかりませんが、研究室にインスタント味噌汁を持っていきました。ねぎや豆腐を説明するのにかなり苦労したのですが、最終的こうなりました。

小松菜はホウレンソウではないんですけどね。案外好評。二日酔いに効きそうだねというコメント、流石でした。
この例のように留学に行くなら、日本っぽいものを持っていくことをお勧めします。例えば僕の場合は、日本酒、日本っぽいお菓子(ポッキーとかせんべいとか抹茶のなにかとか)、折り紙を持ってきています。また、若い世代はアニメや音楽やゲームに予想以上に詳しいので、もう少し見ておけばよかったなと後悔しています。
日本料理を食べてみたいという声も聞くので(ここでの日本料理は70%くらいの確率で寿司ですが笑)、ほんだしを持ってきて料理を振る舞いましょう。

チリでの「Sushi(スチ)」左から、「Tempura(Sushiを揚げて、BBQソースが乗っているもの…!?)」、「Sushi(アボカド+クリームチーズ+サーモン、最もスタンダードな寿司です)」、「Sushi Ceviche(Cevicheはマリネみたいなもので、なぜか寿司の上に乗っている、いわゆる魚介類の二重修飾。)」

最後に全体的な話を!今年のプロセメの募集要項が発表されたみたいですね!チリだけじゃなくて、アメリカ、オーストラリア、イギリス、タイ、韓国、ガーナでの研究生活について、どんな小さなことでもいいので実際に行った人に聞いてみるのが一番だと思われます!チリについて質問あれば、時差を考慮していただけると返信が速くなります!-12時間です!LACRC作成のチリニュースレターも読んでいただけると嬉しいです!

ではでは!

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