チリで病院にかかりました - Estaba enfermo en Chile(おまけ:スペイン語勉強法)


¡Hola amigos! チリ大学派遣のきのこますたーです。
先月だいぶ重い風邪をひいてしまい、病院にかかったので今回はその話をしたいと思います。
また、チリに来て2ヶ月間どのようにスペイン語を勉強してきたについても最後に触れたいと思います。紹介する勉強法はどこにいてもできる内容なので、スペイン語圏にいない方でも参考にしていただけたらなと思います。

目次はこんな感じです。
[チリの病院を受診しよう!]
・風邪にかかった経緯
・病院に行くまで
・病院についてから
・後日談
[おまけ:スペイン語勉強法]
・留学後2ヶ月経ったスペイン語の現状、今後の目標
・勉強法1ー スマホとイヤホンがあればどこでできる!使用アプリは2つ!
・勉強法2ー 辞書アプリのススメ
[さいごに]

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チリの病院を受診しよう!

風邪にかかった経緯

チリ大学派遣生は2名で同居しているのですが、ある日同居人が風邪気味になりかわいそうにと思っていたら自分も風邪になっていました。悲しいことに発症がイースター島への旅行中だったので、イースター島旅行の最終日はずっと宿泊先で寝ていました。イースター島で風邪になるのはおすすめしません。

病院にいくまで

<受診決定>

所詮風邪だと思っていたのですが、想像以上に症状がひどかったので病院を受診することにしました。

<保険会社への連絡>

海外で病院を受診すると決めた際、余裕があるのであれば真っ先にするべきことは保険会社への連絡です。
きちんと前もって保険会社へ連絡することができれば費用の支払いを保険会社に直接支払ってもらえる可能性があり、立て替える必要がなくなるので重要です。もちろん立て替えてから後々請求しても良いのですが、手続きが非常に面倒なので、避けられるのであればその方がいいかと思います。

<病院の選択>

チリに限らず海外でよくあることですが、チリの病院には”Public Hospital”と”Private Hospita”の2種類が存在します。Public Hospitalでは治療費はかからない代わりに医療の質が低かったり待ち時間が非常に長かったりします。またチリの場合だと、Public Hosptalでは英語での対応はほぼ望めないでしょう。それに対してPrivate Hospitalでは治療費が高額ですが、高い医療の質や短い待ち時間を期待することができます。
今回は保険でカバーしてもらえるので、迷わずPrivate Hospitalを選択しました。
チリ(Santiago)において日本人がかかる可能性のあるPrivate Hospitalは”Clínica Alemana de Santiago”と”Clínica Las Condes”の2種類が存在しますが、今回は契約していた保険会社の実績があるClínca Alemana de Santiagoを受診することにしました。
(声がでないため保険会社への連絡はチリでお世話になっている日本人の方に助けていただきました。いざというときに頼れる人は大事ですね。)

<準備:主訴と現病歴をまとめよう>

受診が決定したらすぐに向かってもいいのですが、もし余裕があれば準備をしましょう。
なんの準備かというと、「主訴と現病歴のメモ」です。
私の場合声が出なかったので準備したというのもありますが、慣れない外国語で自分の症状を伝えるわけですから、できるだけ正確に伝わるように準備をして損はないと思います。
参考までに準備したメモを掲載しておきます。


英語対応可能とのことでしたが、少し不安だったので主訴はスペイン語も併記しました。現病歴のスペイン語は心が折れて書くことができませんでした。

<移動>

ありがたいことに移動費は通院費とできるということだったので、迷わずタクシーで病院へと向かいました。

病院についてから

<病院到着>

病院の外観はこんな感じです。近代的ですよね。

中に入るとこんな感じです。


<受付>

まず受付についたら整理券をとり、自分の番が呼ばれるまで待ちます。

受付時には主訴を伝えたのちに「パスポート もしくは Carné」を提出し、その後に渡された書類にサインをします。Carnéとは日本でいうマイナンバーカードのことで、私はこれを発行していたのでCarnéを提出しました。マイナンバーに当たる数字のことはRUTと呼びます。
受付が終了するとリストバンドを巻いてもらえます。
40分ぐらい待つよ~と言われましたが、15分ほどで自分の名前が呼ばれました。すごいねPrivate Hospital。

<診療>

診察はまず個室に患者が案内されたのちに医師が後からくる形で始まります。まず医師がいてそこに患者がいく日本とは違う形式でした。個室の様子はこんな感じです。

個室に入ると看護師が来てベッドに寝かされ、体温・SpO2(動脈血酸素飽和度)が測定されます。このあたりのルーティンも国によって違うんだなと感じました。
しばらくすると医師が到着し問診が始まります。私の場合、幸いなことに英語が堪能な先生でした。ですが、声がでないので前もって用意していたメモを渡し、質問にはジェスチャーで答えました。

途中の会話で以下のようなものがありました。
「まあ、君も思ってるだろけど風邪だね。薬なんだけど抗菌薬いらないよね?他の医師がすぐに抗菌薬出すの本当に良くないよね~」
ヤブ医者が風邪に抗菌薬を処方するのは万国共通なようです。

<会計>

診察後は会計カウンターに行きます。この際も整理券が必要で、整理券の機械にRUTの番号(チリのマイナンバーのようなもの)を入力すると整理券が出てきます。たまたま空いていただけかもしれませんが、整理券をとったその瞬間に呼ばれました。とてもストレスフリーでした。
今回は保険会社から直接支払われるため、会計作業は特になく、ただ書類を渡されて終了しました。書類の中に処方箋があるのでそれをもって薬局へと向かいました。

<薬>

Clínica Alemana de Santiagoには院内薬局があったのでそこで薬の受け取りをしました。

ここでも整理券の機械にRUTを打ち込み、整理券をもらって順番を待ちます。残念ながら薬代は立て替える必要がありました。支払った金額は合計で3000円程度だったので、日本での30%負担に換算すれば900円程度でした。日本での金額の感覚とあまり変わりませんね。
薬を受け取ったら全て終了で、あとはタクシーで帰宅しました。

後日談

悲しいことに病院を受診した次の日に体調が悪化し、結局その週の日曜日までずっと寝込んでいました。体調を崩して一番大変だったことは栄養補給で、料理する元気もなかったため三食シリアルでした。母親の存在のありがたみを最も感じた瞬間でした。


おまけ:スペイン語勉強法

プロセメの他の派遣国と大きく異なる点として、チリはスペイン語が公用語ということがあります。短期間ですがいままでしてきたスペイン語の勉強法を紹介しようと思います。スペイン語留学に来ている日本人に上達具合を驚かれたので悪くない勉強法だとは思います。
紹介のリンクは特にアフィリエイトとかないので安してください。

留学後2ヶ月経ったスペイン語の現状、今後の目標

チリに来てから約2ヶ月が経過し、現在のスペイン語のレベルは「自分の言いたいことはおおよそ伝えられ、現地人が自分のレベルに合わせてくれれば聞き取れるが、現地人スピードだと何もわからない」って程度です。英検3級ぐらいというのが適切でしょうか。
帰国時にはチリ人にあまり気を使わせないでも会話ができるようになりたいですね。


勉強法1ー スマホとイヤホンがあればどこでできる!使用アプリは2つ!

詳しく勉強法を書く前に触れたいこととして、私は「英語でスペイン語」を勉強しています。格好つけているからとかではなく、その方が確実に頭に入ってきやすいのでそうしています。両方ともヨーロッパの言語なので言語体系や単語で似ている部分が多く、文章の構築時の頭の使い方も似ている(すくなくとも日本語よりかは)と思うので非常におすすめです。

さて、具体的な勉強法ですが、僕が勉強で使用しているものは主に2つで”MEMRiSE”と”Coffee Break Spanish”です。
イメージとしてはMEMRiSEでボキャブラリー、Coffee Break Spanishでリスニングと文法といった感じです。

【MEMRiSE(途中から有料)】

MEMRiSEは以下のアプリです。
MEMRiSE

このアプリではスペイン語に限らずあらゆる言語を学ぶことができます。
自分の言語および学習したい言語のコースを設定します。
私の場合は、

自分の言語:英語(イギリス)
学習言語 :スペイン語(スペイン)

に設定しています。本当はスペイン語(メキシコ)の方がチリのスペイン語に近いのですが、スペイン語(スペイン)の方が内容が充実していたのでこちらにしました。自分の言語は日本語に設定することももちろん可能です。

スペイン語のコースは全7コースあり、1コース目の途中から有料会員になる必要があります。金額は半年で4000円強です。高いと思うかもしれませんが、レッスンを受けようとしたら1回でこれぐらい飛びます。
学習形式は、クイズに答えて単語/例文を覚えていく形式になります。
クイズの形式は
・リスニング→単語を選択
・リスニング→単語を入力
・英語→スペイン語(単語選択 or リスニング選択)
・英語→スペイン語(入力)
・スペイン語→英語(選択)
が存在します。他にも色々機能があったりしますが、詳しくはダウンロードして試してみてください。
(クイズの画面の例↓)


1日に学習する単語数を設定し(5, 15, 30)、忘却曲線や苦手具合に合わせて過去に学習した単語を自動的に復習させてくれます。
サボったりすると復習する単語数が大変なことになります。
しばらくサボってしまった時のアプリの様子です。数字がコースごとの復習しなければいけない単語数です。


個人的にこのアプリで気に入っている点は
・単語/例文のチョイスが生活で使いそうなものから順になっている
・音声を複数のネイティブで聞くことができること(全ての単語/例文ではない)
です。

似たようなアプリでDuolingo(無料)というものがありますが、主に上記の2点でMEMRiSEを選択しました。Duolingoのリンクも貼っておきますね。
Duolingo

MEMRiSE, DuolingoともにWebサイトver. もあるので気になる方は検索してみてください。

【Coffee Break Spanish(基本無料)】

Coffee Break SpanishはPodcast(iPhoneアプリ, ラジオのようなもの)で配信されている英語話者のためのスペイン語学習教材です。Podcastのアプリをダウンロードし、”Coffee Break Spanish”と検索したら出てきます。
また、サイトから直接聞くこともできます。Androidだとどのアプリがいいのかわかりませんが、何かしらあると思います。

現在Series5まで出ており、1Seriesあたり約40 episodesあります。1episodeあたり10~20分程度です。
Series2まではepisodeごとにテーマがあり、そのことについてレクチャーがある形式でSeries3では3~5分程度のネイティブの会話を聞いたのちにその会話の重要ポイントを解説していく形式になっております。現在Series3を聴いているのでSeries4以降がどうなっているかは知りません。
課金するとボーナスコンテンツとしてさらに音声データやまとめノート、音声のスクリプトを入手することができます。する価値はあると思いますが、そこまでスペイン語に割ける時間がないので私はしていません。

【1日のルーティン】

MEMRiSEは1日30単語に設定し、Coffee Break Spanishは1日1episodeを目安に聞いています。気が向いた時は2,3 episodes聞いたりします。


勉強法2ー 辞書アプリのススメ

辞書アプリは”SpanishDict”をおすすめします。スペイン語-英語の辞書になります。無料です。Webサイトver. もあります。

おすすめポイントは
・オフラインでも使えること
・動詞を検索すると活用表がでてくる(スペイン語の動詞は活用が大変)
・例文がいっぱいでてくる
・単語だけでなくフレーズにも対応している
・検索するときに英語とスペイン語どちらを入力しても大丈夫(勝手にアプリが判断してくれる)

って感じです。2つめ以降がgoogle翻訳のアプリと異なってくる部分ですね。
比較的簡単な文章なら正確にスペイン語に訳してくれるので、英語と見比べながらどこがどう対応するか見て学ぶのもいいかもしれません。


さいごに

ちょっと前回さぼってしまったので、今回は内容を盛りだくさんにしてみました。
ブログでは触れられていませんが、チリでは非常に多くの友人ができ、トレッキングやスノーボードといったアウトドアアクティビティも盛んなので毎日が非常に充実しています。
そのあたりもいつか触れられたらなと思います。
それでは、¡Nos vemos pronto! 
















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