こっちに来て考えること、感じること
はい!こんにちは!UNR派遣のぎるです!いつの間にか留学生活も半分終わってしまったようです。早いような、でも思い返してみると日本を発ったのが随分昔に感じますね。
何について書こうーと悩みましたが、半分が過ぎたということで、これまでの期間で自分が感じたこととかつらつらと語っていきたいと思います。文脈ぐちゃぐちゃになってしまったらお許しを~。笑
①研究室間の関係について
こっちでは研究室間の関係が結構密接です。というのは、共有している設備が多く、それぞれいろんな部屋を行ったりきたりしています。例えば、顕微鏡。僕の所属している研究室にはなんと顕微鏡がありません(悲しい、実に悲しい)なので、顕微鏡を使おうと思ったら違う研究室に入って借りなくちゃいけないんです。なんなら細胞の培養も自分の研究室ではなく細胞形態学の研究室を借りてやっています。するとどういうことが起きるか。
予約の取り合いが起きるわけです。免疫蛍光染色で染色した細胞、組織を観察できるいい顕微鏡が1台あるのですが、それが毎日毎日予約戦争が起きています。なんせ何個のラボで共有しているかわからないので。(うちの研究室が結構な割合で使わせてもらっていることには多少の申し訳なさを感じたりもします)観察する前の週には取っていないと使えないという次第です。ちなみに1回の観察で3時間くらいは使うので、本当にちゃんと計画しなければいけません。また、そんな大人気の顕微鏡を簡単な細胞観察で使うわけにもいかないので、普段の細胞培養がちゃんとできているかの毎日のチェックは違うラボへ行って借りています。
日本で僕の所属していた細胞生物学研究室には何台も顕微鏡があっただけに、そこは不便に感じています。顕微鏡を使うことに関しての重みが違うわけです。
②こっちにきてよかったと思うこと。
たくさんあります。まずは、自己管理ができるようになってきていること。母国を離れ、この国に来てから、あらゆる意味で自分のことを管理しなければならなくなりました。予定管理、家計管理、家事はもちろん、リスク管理もその中の大きな一つです。アメリカにやってきて、1人でいろいろなところを歩き回りました。少し所得の少ない人々の住むエリアに足を踏み入れてしまったこともあります。その中で、怖い経験も何回かしてきています。そして、周りの状況をうかがう能力、自分が周りからどう見えるか考える力、どうすれば危険を回避できるかを考える力が身についてきているように思います。
次に、自分を見つめる時間が増えたことです。大学に入って以来、正直毎日部活やら、試験勉強やらで忙しく、あまり自分のことを見つめる時間がありませんでした。特に大学3,4年は試験が終わればまた次の試験の勉強をする、というような生活を送っていたので、自分が何をやりたいのか、どのように生きたいのか、そういうことについて考えることがあまりできなかったように思います。
渡米して、そしてRenoで1人で暮らしてみて、何事も自分でやらなければ始まらない中で、本当に自分がやりたいことはなんなのか、自分は何をすべきなのか、自分はどのように生きるのか、少しずつはっきりしてきているように感じています。
帰国したら病院実習等でまた忙しくなるので、その前に自分を見つめる機会が得られたことはとてもよかったと思います。
最後に、多くの人との出会いです。アメリカで、育った背景も学んでいることもやりたいと考え方も違う人々とたくさん出会ってきました。リノはフレンドリーな人が多く、いろんな人と話せる機会があります。そうした出会いの1つ1つが、自分の引き出しを増やしていると思います。
とまあこのように、留学期間前半ではこのようなことを感じています、という報告でした。
また今度研究室での1日とか投稿できたらと思いますー
ではアメリカで撮った写真を最後に貼って終わりにしますー
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