良い別れ・付き合い+研究


(written by our professor Pedro and released recently)

どうもガネーシャです。
8月前半は色々な人間関係の変化があり、研究も軌道に乗り始め、"Organized chaos" な日々であったと感じます。Emotionalになることが何回かありましたが、これも信頼できる話し相手が新しくでき、チリという環境、文化に慣れてきたからこその新たな変化であると考えてます。器の大きな人に出会えて充実した日々を過ごせてます。
今回は人間関係に焦点を当てたいと思います。

広げる必要のないコミュニティ

「many friends」の画像検索結果

 外国にいると新しい人脈を作りたくなります。しかしその範囲にはしばしば悩まされます。新しい刺激はところどころ必要ですが、何かに集中したい期間では無理して広げる必要はないと感じ始めたこの頃です。自分の大義とポリシーがあれば、関係する友達だけ作って楽しめばいいですもんね。チリの人びとはあまりコミュティを広げようとしないと知人が言ってたので、予想と反して以外だなあと感じました。一方、日本語を勉強しているなど目的が交流の方に向いている人々は顔が広いようです。ある知人はチリにくる日本人ブログの大抵には自分が登場するなどと訳わからんこと言ってました(笑)

すぐいなくなる人との付き合い・別れ



 自分の所属している研究室は非常に多国籍で、US(チリ人はアメリカをアメリカっていうのは嫌がります、アメリカは北米南米あわせてアメリカなので)、トルコ、ドイツ、メキシコなどの研究者、ポスドクのworkerが沢山いらっしゃいます。チリ国外からきているそのような人々はやはり一定の滞在期間をもっていて、2か月~数年まで様々です。自分は6か月なので、短期間滞在の人とお別れを何回かしなければなりません。しかも、彼らはとても人懐っこく、仲良くなってしまうのが悲しい点です。
 離れ離れになっても彼らの国に行くときは気軽に頼れる関係がよいとおもうので、仲良い友達レベルがいいと思います(笑)with a little bit of romance...?
 
 初週にアメリカからきた学生が帰ってしまいましたが、笑顔で別れることができ、またUSに行くときに会う約束もできたのでよい関係を作れたのではないかと思います。写真はその学生のお別れ食事会です。チリで初めて中華料理たべました。おいしかった。

最後に・研究

 冒頭に乗っけた本は私たちの研究室の教授ペドロ先生が書いて最近出版された「なぜ脳は頭の中にあるのか?」という本です。14日には記念セレモニー兼プレゼンテーションがあり、お祝いムードかつアカデミックな日で非常によい日でした。
 
 さて、ここからは最近の研究の様子を話したいと思います。


 医学生?とおもう程、数式だらけの研究です笑笑。 医学的根拠をもとにモデルを構築していくのは非常に楽しく、また数式やアイディアをプログラミングに落とし込むのも非常にやりがいがあって、上手くいったときはにやにやします。シンプルなモデルをつくって、多数のニューロンをシミュレーションすることが目的なので、まずはつくった比較的シンプルなモデルをより複雑なモデルや実際の実験データと照合してどれほど正確か検証し、誤差が少なくなるようにパラメータ等を調節(validation/optimization)しなければなりません。そのためには、得られたデータを評価に落とし込めるような分析が必要で、フーリエ変換などの知識が必要となります。
 幸い神経活動のデータの分析をわかりやすく(?)説明している教科書「Analyzing neural time series data」by MIKE X COHEN (写真)が手に入ったので、今は関連する部分を読んで、プログラミングで再現しながら勉強しています。後、数式や図が沢山出てくるので、オンラインで議論したり後々の論文作成のためにもLATEXを勉強しています。
 ランニングコストと正確性、複雑性は常にトレードオフの関係にあり非常に悩まされますが、慎重な議論を重ねて、1神経モデルを構築している段階です。この教科書の冒頭に気に入った言葉があったので最後に記して終わりたいと思います。



Chao!! 




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