Museum・Metacognition・Mitochondria
Harvard art museum
MIT museum(めさ楽しかった)
Whitney museum(一番よかった)
Guggenheim museum(らせん状の展示形式)
Metropolitan museum(広すぎ)
書いてある通り(自然の神秘)
Boston museum of fine arts(fine arts)
Museo de arte contemporaneo(サンティアゴの現代美術館)
いきなりの写真ラッシュでした。
9月に休みをもらえたので、ボストン、ニューヨーク、ピッツバーグ
に10日間旅行に行くことができました。
有名どころの美術館は全部回れた気がします。
他にもいろいろしましたが、
チリの美術館にも何回か行くなど、いままでの人生の中で
一番美術館通いした期間だったので、
今回は美術館から連想を得て、
美術館での思考法(Metacognition)
最後に研究に関する閑話(Mitochondria)
について話したいと思います。
美術館は見たいものしか見ないという、人特有の束縛から解放してくれる場所であると思います。そんな美術館の中で色々思考を練りながら歩くのが乙であると皆さん考えてらっしゃると思うのですが、その思考の中でメタ的思考(Metacognition)というのが非常に大きなヒントであると感じたので、軽く考えてみました!
Ⅰ Metacognition
自分が何かを理解しようとするとき、それは2つの場合に分けられると思います。それは自分の中と外です。中と外なんてどうやって決めるんだよ、とかとてもむつかしいお話は疲れるので、まあそこらへんはご容赦を...
①外界を理解する
美術館を歩くと様々な作品に出会います。特に、メトロポリタン美術館やルーブル美術館など、あらゆるジャンルを展示している所では回るのに回り切れないというようなこともしばしば起きます。
超大まかに、作品を分けると古典芸術と近代・現代美術にカテゴライズできると思います。つまり、昔と今
歴史、知識をしってたらある程度理解できる作品:古典美術
これは本当にそう思います。
これは本当にそう思います。
受け入れられる価値観が狭かった昔ーー>スタイルも限られている
本物のように見せる技法の方に焦点が当てられ、それもまた評価の重き1点であった古典ではスタイルは変化していくものの、肖像画や宗教画など、テーマも限られている作品が多いです。
しかし、現代に移行するにあたり、個人尊重の風潮が高まることで表現の幅も広がっていきました。より抽象的、曖昧で古典芸術のような確立された理論や配置からかけ離れた作品が沢山登場してきます。同時に、表現の道具が多様化する中で、解釈の選択肢も急激に多くなってきて、なかには線1本だけみたいな、本当に解釈可能なのかという作品もあります。(ありました(笑))
なので現代美術は理解しにくく、嫌いな人はとことん嫌いです。しかし、そこでその作品が解釈できると仮定してみて考えてみる、なぜこの作品は受けられ得るのかという視点でみてみる。という思考に移ることでより視野の広い考えを持つことができると思います。
それは他者を理解しようとするのと同じでその場合、主観を取り去らい一旦引いた目で見る(Metacognition)ことが重要だと考えます。作品をありのまま受け入れることで、より外界に則した客観的思考を育むことができ、メタ的思考の質もどんどん高まっていくと思います。
本物のように見せる技法の方に焦点が当てられ、それもまた評価の重き1点であった古典ではスタイルは変化していくものの、肖像画や宗教画など、テーマも限られている作品が多いです。
しかし、現代に移行するにあたり、個人尊重の風潮が高まることで表現の幅も広がっていきました。より抽象的、曖昧で古典芸術のような確立された理論や配置からかけ離れた作品が沢山登場してきます。同時に、表現の道具が多様化する中で、解釈の選択肢も急激に多くなってきて、なかには線1本だけみたいな、本当に解釈可能なのかという作品もあります。(ありました(笑))
なので現代美術は理解しにくく、嫌いな人はとことん嫌いです。しかし、そこでその作品が解釈できると仮定してみて考えてみる、なぜこの作品は受けられ得るのかという視点でみてみる。という思考に移ることでより視野の広い考えを持つことができると思います。
それは他者を理解しようとするのと同じでその場合、主観を取り去らい一旦引いた目で見る(Metacognition)ことが重要だと考えます。作品をありのまま受け入れることで、より外界に則した客観的思考を育むことができ、メタ的思考の質もどんどん高まっていくと思います。
これは拒否反応のでそうな作品にたいして行うと大変疲れますがそれも美術館の持ち味かな、とも思います。
客観的思考、メタ認知、メタ的思考、第三者的視点などいろいろな言葉がありますが、そのような思考法を育むことで、例えば取り組んでいる研究のフローや問題点を大局的に見れたり、ディスカッションでもバイアスがかからないような意見を言えたりするのかなあと思いました。
一番重要なのが、人は人生によって考えが違うので、自分がDogmaticになるべきではないことだと思います。常に懐疑的であることは科学者の重要な姿勢であることはいろんな所で聞きますが、美術館はそのような姿勢を養うのに持って来いの場所であると思います。
一番重要なのが、人は人生によって考えが違うので、自分がDogmaticになるべきではないことだと思います。常に懐疑的であることは科学者の重要な姿勢であることはいろんな所で聞きますが、美術館はそのような姿勢を養うのに持って来いの場所であると思います。
②自分を理解する
外界を理解しようとするのに加え、美術館にいると自分の好みがこんなところにもあるのかと驚く時もあります。
このような筆遣いが好きなんだ、しかし、なぜしっくりくるのかな、とただ思うだけでなく、そう思う自分をまた考えるというMetacognitionもここで使えるなと思います。
自分をよく知ることで、自分をコントロールする術を知ることができ、あらゆる場面に応用できる、また、自分のスタイルを確立する(心地よさに身をうずめることができる)ことで回帰点をはっきりすることもできると思いました。
このような筆遣いが好きなんだ、しかし、なぜしっくりくるのかな、とただ思うだけでなく、そう思う自分をまた考えるというMetacognitionもここで使えるなと思います。
自分をよく知ることで、自分をコントロールする術を知ることができ、あらゆる場面に応用できる、また、自分のスタイルを確立する(心地よさに身をうずめることができる)ことで回帰点をはっきりすることもできると思いました。
③メタ的思考による成績上昇
ちなみにこのMetacognitionはうまく使いこなすと成績がよくなるみたいです。(ref:"Effect of Metacognitive Prompts on Undergraduate Pharmacy Students’
Self-regulated Learning Behavior")
論文読みたい人は上のリファレンスのやつ読んで下さい(笑)
Ⅱ Mitochondria
最後に研究に関するある議題について(神経になじみのある人向け)
ミトコンドリアはATPを提供します。ATPはまた興奮性神経伝達物質であり、電位依存性チャネルによって放出されるのですが、そのATPはP2X7Rを活性化し、P2X7Rはミトコンドリア内Caを上昇させ、ミトコンドリア代謝経路を活性化させます。しかし、あまりにもP2X7Rが活性化されるとミトコンドリア内Caが上昇しすぎてミトコンドリア膜電位が破たんし、機能不全に陥ります。(ref:"ATP Signaling in Brain: Release, Excitotoxicity and Potential Therapeutic Targets","The P2X7 Receptor in Infection and Inflammation")
ミトコンドリアによって供給されたATPによって自身が機能不全に陥るなんて可哀そうだと思いませんか?(もちろんATPが放出されすぎた場合に限る)
何事もやりすぎは体に毒なんですね(適当)
最後に
皆さんお分かりのように、派遣生ともどもネタ切れが迫ってきております。
派遣先のネタ切れです。
しかし、今後もチリ・南米の新しい面を発見できるよう
精進して参りたいと思います。
それでは、Chao!!
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