研究テーマが増えました(^^;+がん患者さんへの診察の見学
イギリスからこんにちは、インペリアルカレッジ派遣生のmikanです。 インペリアルではちょうど新学期が始まり、今住んでいる寮が新入生で賑わい始めている頃です。かくいう私は研究室でのプロジェクトに追われる日々を過ごしています。 あと1か月ちょっとでプロセメも終わりですが、果たして自分はプロセメ発表に間に合うのだろうか…笑 さて、今回は、 ・研究室での普段の様子 ・Charing Cross Hospitalでの病院見学 の2点について書きたいと思います。 研究生活 研究テーマですが、前回ブログを書いた時からテーマが一つ増えて、計2つになりました。ひとつは前回ブログ(7月初め)にも書いた通り、 HIV 関連の肝細胞癌についてです。もうひとつの新しく加わった研究テーマは、 Child-Pugh 分類(現在広く用いられている肝予備能の評価法)に代わる新たな評価方法についての臨床研究です。 今回は実際に研究室内でどのようなことをやっているのか書きたいと思います。 研究室で私は以下の3つのことを主に行っています。 ① RNA/DNA 抽出及び濃度測定(実際に患者さんから取った病理標本を用いて) ② 顕微鏡を用いて免疫染色されたスライドの評価 ③ もう一つのテーマである臨床研究の論文執筆のお手伝い的なこと ③についてですが、世界中の様々な病院から集められた患者さんの臨床データがすでにほぼ研究室の教授の先生によって一つのファイルにまとめられています。先生はこれからそのデータを用いて論文を数本執筆するそうですが、そのうちの一つを自分が担当している、という状況です。 なので、具体的な作業としては、 他の病院から新たに送ってもらった臨床データをまとめる作業のお手伝い 臨床データを用いて統計解析(生存曲線などの作成) 論文(の下書きのようなもの)を自分で書いて、それを先生が添削する といった形です。 執筆にあたって多くの論文を読むことになったし、 SPSS (統計解析ソフト)や Endnote (文献管理ソフト)など論文執筆にほぼ必須のソフトを使わせてもらったりしているので、大変ですがやりがいを感じています。ただ、あと 1 か月で書けるのだろうか、心配でもあります。 (もう一つのテーマの write-up もあるし