そもそもMIT派遣って何してるの?
ブログをボストン情報マガジン化しようとして踏みとどまった、MIT派遣生のろぶすたーです。
後半で研究室の話をしようとも思いますが、まずはしょうもない話から。
Capecodは、1620年にピルグリム・ファーザーズがイギリス南西部プリマスから、新天地アメリカにたどり着いた地域です。
アメリカ史をかじったことのある方ならメイフラワー号の着岸した街といったほうが早いでしょうか。
簡単に合衆国の歴史をご紹介すると、Capecodを開拓したピューリタンと呼ばれる人たちは、最初の開拓地Plymouthを基点に勢力を拡大し、
ボストンはその中でも初期に構築された都市です。植民地時代のアメリカの中心であり、独立戦争の主な舞台にもなりました。
合衆国独立宣言が行われたのもボストン議会議事堂です。
街の中心には初代大統領Washingtonや、合衆国独立の大きなきっかけとなった1773年のボストン茶会事件の中心にあったSamuel Adamsの像が飾られています。
そんなわけで、独立記念日(July 4th)は大変な賑わいを見せ、街の中心部では独立宣言書が高らかに読まれていたりしました。
花火も豪華なものでした。アメリカでは花火大会のはじめにOverture1812(序曲1812年)を演奏するのが主流だそうですが、これもボストン発祥だそうです。
話がよくわからない方向にいってしまいましたが、とにかくマサチューセッツ州は1600年代からの歴史を持つ地域で、何かにつけて「全米最古の」ものが多い街です。
そのうちまとめて紹介します。
話を戻すと、、
人生初のヨットも経験し、苦戦しながらも楽しむことができました。
日頃は不勉強ゆえに迷惑ばかりかけてしまう研究室の皆さんとも距離が縮まった気がします。
教授のDr.Roger Markは80歳を迎えますが、年齢を感じさせないタフさのある方です。MIT, Harvard Medical を卒業し、
1970年代、Computer Scienceという概念の草創期からData driven Medicineという概念を築き上げてきたエリート中のエリートです。
広い家の中には写真も多く飾られており、多くの子供、孫に囲まれる彼の姿はアメリカにおけるHigh Societyを感じさせるもので、奥様も非常に素敵な方でした。
僕が在籍しているのはMITのコンピュータ生理学研究室というところです。
Bioinformaticsがかなり大きな位置を占めつつある近年の医療界においてClinical informaticsというちょっと変わった切り口で医療にアプローチする研究室です。 具体的な数を忘れてしまいましたが、Haevard Medical School の付属病院であるBeth Israel Deaconess Medical Center(BIDMC)のICUの患者数十万人に対する 電子診療記録(Electric Health Record)をまとめた世界初にして唯一のオープンデータベースMIMIC、それを全米200の病院に拡大したeICU-CRDを用いて主に集中治療における 意思決定にCriticalに取り組んでいる研究室です
多くの医師がガイドライン通りの診療を行なっている近年において、意思決定基準を刷新すること、およびその刷新のためのアプローチを世界に広めることを目標としており、 世界各地で医療者とデータサイエンティストを結びつけるDatathonを行なっています(来年も3月に東京で行われます)
多くのプロジェクトセメスターの派遣とは違い、臨床に沿った知識がかなり必要とされるため、最初は苦労しましたが、徐々に慣れてきたところです。
また、アプローチの一つとして、HarvardとMIT合同での授業HST.953を受け持っています。この授業では、Harvard Public Health からの学生、および、MITからの学生が チームを作って臨床上のクエスチョンからリサーチを紡ぎ出すアクティブな授業です。9月以降この授業の運営に携わることになっており、準備が始まったところです。
HSTのコース一覧の900番台のタイトルに心惹かれる方などはぜひ。
コアタイム等は特になく、自由な時間が多いです。一方で、そのぶん自発的に行動し、自分から質問してタスクをもらいに行く姿勢が必要とされます。
ボストンは全体的にお金のかかる街です。物価も高いし、家賃も高いです。
MITの学部生の友人に聞くと寮の家賃はとても安い(10万くらい)らしいですが、入寮はできないので個人で部屋探しをすることになります。
部屋探しの話を始めるとあと1000文字以上必要ですので割愛します。皮肉です。
僕は複数回引っ越しをするので家賃には変動がありますが、滞在中の合計額で8~90万円くらいでしょうか。
食費などはロサンゼルスと変わらないなあという感じです。
もっと出費を抑える方法もあるのかもしれませんが、奨学金もいただいていることですし、無理のない暮らしを心がけています
僕は「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金をいただいています。
先日、文部科学省 官民協働奨学金 トビタテ!12期の募集が始まりました。
来年度のプロセメ派遣が対象となっていますので、受給申請を検討される方は情報収集をお勧めします
/> それでは、
Cape Escape!
先週は研究室の遠足でした。マサチューセッツ州の端に当たるCapecodにある教授の家に招かれました。Capecodは、1620年にピルグリム・ファーザーズがイギリス南西部プリマスから、新天地アメリカにたどり着いた地域です。
アメリカ史をかじったことのある方ならメイフラワー号の着岸した街といったほうが早いでしょうか。
簡単に合衆国の歴史をご紹介すると、Capecodを開拓したピューリタンと呼ばれる人たちは、最初の開拓地Plymouthを基点に勢力を拡大し、
ボストンはその中でも初期に構築された都市です。植民地時代のアメリカの中心であり、独立戦争の主な舞台にもなりました。
合衆国独立宣言が行われたのもボストン議会議事堂です。
マサチューセッツ州はこのような歴史もあり、独立期のアメリカを非常に誇りに思っている地域です。
街の中心には初代大統領Washingtonや、合衆国独立の大きなきっかけとなった1773年のボストン茶会事件の中心にあったSamuel Adamsの像が飾られています。
そんなわけで、独立記念日(July 4th)は大変な賑わいを見せ、街の中心部では独立宣言書が高らかに読まれていたりしました。
花火も豪華なものでした。アメリカでは花火大会のはじめにOverture1812(序曲1812年)を演奏するのが主流だそうですが、これもボストン発祥だそうです。
話がよくわからない方向にいってしまいましたが、とにかくマサチューセッツ州は1600年代からの歴史を持つ地域で、何かにつけて「全米最古の」ものが多い街です。
そのうちまとめて紹介します。
話を戻すと、、
人生初のヨットも経験し、苦戦しながらも楽しむことができました。
日頃は不勉強ゆえに迷惑ばかりかけてしまう研究室の皆さんとも距離が縮まった気がします。
教授のDr.Roger Markは80歳を迎えますが、年齢を感じさせないタフさのある方です。MIT, Harvard Medical を卒業し、
1970年代、Computer Scienceという概念の草創期からData driven Medicineという概念を築き上げてきたエリート中のエリートです。
広い家の中には写真も多く飾られており、多くの子供、孫に囲まれる彼の姿はアメリカにおけるHigh Societyを感じさせるもので、奥様も非常に素敵な方でした。
MIT Laboratory for Computational Physiology
さて、本題の研究室の話です。僕が在籍しているのはMITのコンピュータ生理学研究室というところです。
Bioinformaticsがかなり大きな位置を占めつつある近年の医療界においてClinical informaticsというちょっと変わった切り口で医療にアプローチする研究室です。 具体的な数を忘れてしまいましたが、Haevard Medical School の付属病院であるBeth Israel Deaconess Medical Center(BIDMC)のICUの患者数十万人に対する 電子診療記録(Electric Health Record)をまとめた世界初にして唯一のオープンデータベースMIMIC、それを全米200の病院に拡大したeICU-CRDを用いて主に集中治療における 意思決定にCriticalに取り組んでいる研究室です
多くの医師がガイドライン通りの診療を行なっている近年において、意思決定基準を刷新すること、およびその刷新のためのアプローチを世界に広めることを目標としており、 世界各地で医療者とデータサイエンティストを結びつけるDatathonを行なっています(来年も3月に東京で行われます)
多くのプロジェクトセメスターの派遣とは違い、臨床に沿った知識がかなり必要とされるため、最初は苦労しましたが、徐々に慣れてきたところです。
また、アプローチの一つとして、HarvardとMIT合同での授業HST.953を受け持っています。この授業では、Harvard Public Health からの学生、および、MITからの学生が チームを作って臨床上のクエスチョンからリサーチを紡ぎ出すアクティブな授業です。9月以降この授業の運営に携わることになっており、準備が始まったところです。
HSTのコース一覧の900番台のタイトルに心惹かれる方などはぜひ。
コアタイム等は特になく、自由な時間が多いです。一方で、そのぶん自発的に行動し、自分から質問してタスクをもらいに行く姿勢が必要とされます。
おまけ
USCの記事でお金に触れられていたので、少しお金のことも触れておきますボストンは全体的にお金のかかる街です。物価も高いし、家賃も高いです。
MITの学部生の友人に聞くと寮の家賃はとても安い(10万くらい)らしいですが、入寮はできないので個人で部屋探しをすることになります。
部屋探しの話を始めるとあと1000文字以上必要ですので割愛します。皮肉です。
僕は複数回引っ越しをするので家賃には変動がありますが、滞在中の合計額で8~90万円くらいでしょうか。
食費などはロサンゼルスと変わらないなあという感じです。
もっと出費を抑える方法もあるのかもしれませんが、奨学金もいただいていることですし、無理のない暮らしを心がけています
僕は「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金をいただいています。
先日、文部科学省 官民協働奨学金 トビタテ!12期の募集が始まりました。
来年度のプロセメ派遣が対象となっていますので、受給申請を検討される方は情報収集をお勧めします
/> それでは、
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