ガーナに行ってきました
3週間なんて驚くほどあっという間です
もう日本に帰ってきてしまいました
ガーナがどうだったか聞かれても感じたことが多い割には何一つ上手く言葉に
できませんが、ガーナに行く機会をもらえてよかったと心から思っています
私がガーナで通っていたのは、ガーナ大学野口記念医学研究所
Noguchi Memorial Institute of Medical Research (NMIMR) です
緑豊かで、敷地もすごく広くて建物も綺麗なところです
野口研は現地ではnoguchi (ノグーチって発音)と呼ぶ人が多いです
ガーナ、特にアクラでnoguchiといえば野口英世というよりもこの野口研の方が知られているかもしれない
今年は野口英世がガーナに渡航して90周年らしく、もっとガーナで野口英世の名前が知られるといいなぁ
野口研ではたくさんの人が働いていて、特にResearch Assistant RAの人たち(20~30歳くらい?)が多く、同年代の彼らと話す時間がたくさんあります
3週間、RAの人たちについて研究を見学させてもらうのが野口研でやったこととしてはメインでした
もちろん自分でも少し手を動かしましたが、3週間だとどうしても見学メインになってしまいます
見学だけでも驚きの連続で、初めて発展途上国で行われている研究を見たからかもしれませんが、考えさせられたことが多かったです
3週間も見学することあんのかと思われそうですが、見学以外にもサンプル収集のためのフィールドトリップ(日帰り)について行かせてもらったり、ミーティングやジャーナルクラブなどがあったり、病院見学をさせていただいたり、暇な日が1日もなかったです
土日には日本人の先生や事務の女性にいろいろなところへ連れて行っていただいたりもしました。ガーナはおそらくどの海外派遣先よりも日本人のスタッフの方々にお世話になります。ガーナで問題なく過ごせて3週間をあっという間に感じたのも日本でのウイルス制御学の山岡先生や今回女子一人での派遣となり特別に同時期にガーナに行かせてくださった寄生虫学の岩永先生はもちろんのこと、現地の日本人の方々の支えもあってこそでした。
本当に感謝しています。
さて、食べ物のことをよく聞かれるので食べ物について。
野口研でのお昼は、歩いて10〜15分くらい、車ですぐのナイトマーケットで買うか
ナイトマーケット
tasty treats っていう野口研にある食堂のようなところで食べます
tasty treats では一食300円くらい、ナイトマーケットだとその半額以下のものも多い
食べ物は基本安いです
ガーナ食は、辛いものと油っぽいものがほとんどです。そして量がすごく多い。
上からジョロフ、フーフーとゴートライトスープ、ワーチー、バンクーとオクロスープです
ジョロフは少し辛いごはんに辛いソースがついてます
フーフーはキャッサバとプランテーンでできてるらしい。少しもっちりしてます。これも辛いスープにつけてあります。スープの中のヤギ肉はくさみが強めかも
ちなみにプランテーンはバナナみたいな果物で、プランテーン単体で食べることも多い。個人的にはバナナより好きです。違いを言葉で説明しろと言われても難しいです。見た目に関してはほぼ同じ。
ワーチーは赤飯みたいな感じです。お米が違うから食感は違うけど、味は赤飯っぽい。これは2種類の辛いソースと一緒で、黄色い粉はキャッサバだった気がします
バンクーはくせが強くて酸味がある食べ物。オクロスープは辛くないです。オクロはオクラと似てます
ちなみにバンクーの写真の右上に写ってるのはスイカのスムージーで、めっちゃおいしいです
ガーナ食、辛いのも油っぽいのもどちらかというと苦手な私は大丈夫かな、と思っていましたが、普通に食べれるものが多かったです。
辛いものには慣れるのか、日本に帰ってきてそれまで辛く感じてたものを辛く感じなくなっていましたが笑
おいしかったのは、やっぱりフルーツ。フルーツジュースよく頼んでいました。
季節ではなかったけれど、大学の敷地内にマンゴーの木もあったしマンゴーも食べたかったなぁ
ちなみに泊まったYiri Lodgeは朝ごはん付きなのですが、そこの朝ごはんはガーナ食ではなく普通のコンティネンタルだったので誰でも食べられると思います
Yiri Lodge。8月の中旬までほぼ毎日曇ってた。
日本人はなぜかみんな気になるガーナチョコレートについて
ガーナでは、大きく分けて2種類のガーナチョコレートしか売っているのを見なかった。ガーナ人の20歳女子に聞いたらなんとガーナチョコレートはまずいって言ってました。笑
実際は、ガーナで売ってるガーナチョコはあんまりおいしくないのもあるけどおいしいのもある。お土産にはおいしいのを買ったけど、高かった、、、笑
来年以降ガーナに行く後輩にはぜひ日本から日本で売ってるガーナチョコを持っていってガーナ人に感想を聞いてもらいたい
食べ物の紹介はここらへんにしといて、ガーナの街並みについて少し。
アクラ市内には写真のように大きいスーパーもあって、たぶん日本人が思ってるよりもガーナは都会
かといって、(この写真を撮ったのはアクラ市内じゃなかった気もするけど)アクラ市内にトタン屋根の家も多くありました
渋滞がすごく多いくらい車がたくさん通ってるから車を持てる人がこんなにいるくらい裕福なのかと思っていたら、トロトロというバスみたいなものがたくさん走っていて、車を持てない人も多いと知りました。
でも、想像していたような貧富の差とはちがって、トタン屋根の家ばかりの場所はよくテレビで見るような「スラム街」とは違うという印象を受けました。貧しい地域に住んでいる人々も、語弊があるかもしれませんが、不幸そうには全く見えないんです。
東京の人たちよりも目が生き生きとしていて、心に余裕がありそうで、なんだかのんびりとしている印象さえ受けました。
勝手な印象ですが、ガーナは緑豊かな土地も多いし、ヤギとか鶏とかそこらへんを普通に歩いてるし……もしかしたら食べるものにはそこまで困らない?からかもしれませんが、豊かではないけれど心が貧しくはないような気がしました。
本当にいろいろ考えさせられたけど、やっぱり上手く言葉にはできないです。
長くなってしまいましたが
最後にガーナで感動した自然を紹介
これは野口研のすぐ近くにある蟻塚
蟻塚は私の背(女子の平均くらい)より大きいものも見た
ナイトマーケットの横にあるバオバブの木。
星の王子さまに出てくるあの木です。生で見たの初めてで、うぉーってなりました
これ、去年の先輩もブログで紹介してた青い鳥。Purple Glossy Starling
太陽の光に当たるとキラキラ光ってすごく綺麗です。写真には映らない美しさ。
今まで見たことある鳥の中で一番感動したかも
野生はアフリカでしか見られないっぽい。本当に幸せを呼びそうな青い鳥です
今年のガーナブログは以上になります!
読んでくださりありがとうございました
ガーナについてもっと知りたい方には前回のブログで紹介した、
前にガーナに行った先輩方のブログがおすすめです!
「医科歯科 ガーナ ブログ」で検索しても出てくると思うのでぜひ読んでみてください
ここでしかできない経験があるので、来年以降もガーナに派遣される学生が続くことを願っています
ガーナ派遣に興味を持っている後輩は気軽に声かけてください
では