Sydney Marathon 2019



こんにちは!オーストラリア派遣生のKazです。
日本では台風が大変だったようですね、こちらはだんだん夏に近づくにつれて暖かくなってきました。前回志望動機や研究室の様子、現地での生活について長々と語ってしまいましたので今回は9月に同じ派遣生のドリアンヌとともに参加したシドニーマラソンについて手短に話したいと思います。

○エントリー
大会の登録は基本的に全て公式ホームページで行うことができます。7月中に早期申し込みすると少し値段が安くなるのでオススメです。費用は参加費+オリジナルランシャツで191ドル(1万4000円くらい)。東京マラソンだと近年値上げされて参加費だけで1万6000円を超えてしまうらしいのでこちらの方が断然お得ですね。
シドニーマラソンの特徴として参加者の抽選がないことが挙げられます。そしてフルマラソンの制限時間が6時間と設定されています。よって応募すれば参加できることが約束されている代わりに少し制限時間は厳しめです。(調べたら東京マラソンだと7時間)

○大会前日
前日の14日に一足先にシドニーに到着しゼッケンをもらいました。少しホテルの近くの公園で軽いジョグなどで調整をした後、ドリアンヌとともにタイ料理でがっつりスタミナを補給して明日に備えました。

○当日
大会当日はなんとゼッケンを見せれば全ての公共交通機関が無料で使用できます。レース開始は朝の7時なので(早すぎ…)早朝4時に起きてバナナなど軽い軽食をとった後、6時ごろにスタート地点につきました。スタート地点はハーバーブリッジを渡って先のMILSONS POINTと呼ばれる場所で大会参加者でいっぱいになっていました。
序盤から20km地点までは移り変わる街並みの景色を楽しみながら中々良いペースで走ることできたのですが、ハーフ地点を越えたあたりで体に異変が起こり始めました。22km地点付近でまず今まで感じたことのない強烈な空腹感に襲われ、その直後に両方の太ももが攣ってしまいました。それでもなんとか気力だけで走り続けていたのですがさらに2km進んだところで頭がクラクラしだして真っ直ぐ走ることが困難になってきました。仮にも医学部生だったので熱中症の初期症状だと思い、救急車に運ばれでもしたら医療費が大変だと思った自分は25kmの給水場までなんとか辿り着きスタッフの人にお願いして少し休憩させてもらいました。スタッフの人たちも状況を察してくれて大量のお菓子とお水を下さり、気分が良くなるまで1時間以上その場から動くことができませんでした。
リタイアした方がいいと進言され自分もそれが良い判断だと思っていたのですが、時計をみると序盤の成果もあってか残りの距離を早歩きくらいでも制限時間内にゴールできることに気づき、レースを続けてしましました。
両足が攣ってまともに走ることはできませんでしたが、途中歩いたりを繰り返してなんとかフルマラソンを制限時間内ギリギリで無事ゴール地点のオペラハウスに到着することができました。
レース後半はなんで続けちゃったんだろう…と後悔でいっぱいでしたが、無事完走した時はもう感無量で心の底からレースを継続して良かったなと思いました。

(コース:同じ場所をグルグル回るのが多かったです)




(左:スタート地点からオペラハウスを望む 右:スタート直前)


(左:ハーバーブリッジ 右:ハイドパーク)


(左中:ダーリングハーバー 右:ゴール直前に見えるオペラハウス)

○走り終えてみて
自分は中、高、大学と陸上部を短距離専門でやってきましたが長距離への微かな憧れと人生で一度はマラソンに挑戦してみたいという思いから南半球最大のシドニーマラソンに参加しました。初めてのフルマラソン出場だったので、2ヶ月ほど以前から時間を見つけてはキャンパスの近くの人工湖(Lake Griffin)で長距離に慣らしておき、練習で最長20kmほどは経験していました。しかし実際のレースは全然練習とは違うもので、もう少し鍛錬を積んでいればもっと楽しく走れたかなと痛感します。
今回は初マラソンでありましたが間違いなく今までの人生で一番辛い経験となったと同時に一番の思い出であり、達成感を感じるものになりました。
一緒に走ってくれたドリアンヌ、ホントありがとう!!!


(左:フルマラソン完走メダルとオペラハウス
 右:レース後に行ったシドニーの焼肉屋さん)

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