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6月, 2019の投稿を表示しています

グローバル論考(競争より共生)@LA

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こんにちは。南カリフォルニア大学派遣生の J です。最初の頃は治安が悪いという言葉の形成するイメージに振り回されてビビりながら生活していたのですが、少しずつ人との出会いが増えてきて、肯定してくれる人達や助けてくれる人達の優しさに触れながら、だんだんとこの場所が好きになってきています。 私は、人が何をしたか、ということよりも人が経験から何を考えたか、ということに興味があるので、後者に重点を置いて書きます。あまりに抽象的な駄文にお付き合いいただくことになりますが、ご容赦ください。 ( ツッコミ大歓迎です ) さて本題ですが、 “ グローバル ” に物事を考えるということはどういうことなのでしょうか。一般的に“グローバル”な視点と言われたときに、「競争」の側面が強調される場合と、「共生」の側面が強調される場合があると思います。前者は、主にはビジネスの発想でしょうか。自国、自分の会社の利益を上げるためには、世界のライバルも視野に入れて活動しなければならないので、フィールドを広げた戦略を練らなければならないのは、必然でしょう。医療人としても、国際的な舞台で活躍することを視野に入れるのならば、ある程度の競争からは逃れられないのかもしれません。しかし、果たしてそれが全てなのでしょうか?私は、全ての土台に「共生」があるべきだと思います。他の文化を尊重すること、偏見をもたないよう努力すること。「共生」が先、「競争」が後です。 私のラボメンバー K ちゃん ( アメリカ人、シニカルな笑い多め、器用で頭もいいのに言動が面白くて大好きです ) の言葉で印象に残ったことがあります。「私の好きなジョークがあるんだけど。『アメリカ人はバカ。他の国の人は学校で英語を勉強するから少なくとも 2 か国語は勉強できて賢い。トラ〇プはク ( 以下略』」と彼女は言います。ジョークなので誇張した表現であり、雑な表現で、アメリカ人がバカだとも複数言語を勉強することが賢さに直結するとも思いませんが、私はそんなこと考えたこともなかったので、視点が新鮮であり、何より外から来た人たちをそのような目で見てくれていることに感動しました。拙い英語で会話をしようとする私への優しさともとれました。私だったら間違いなく英語が母語でラッキー!で終わっていたと思

From Tokyo to London

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おはようございます、こんにちは、こんばんは。 他の地域の海外派遣学生から少し遅れて、インペリアルカレッジロンドン派遣生5名は先日6月16日にロンドンに到着いたしました。 さて、今回は派遣先と派遣生の紹介です。 私たちが派遣されているのはイギリスの首都ロンドンの中心部にあるインペリアルカレッジロンドンという大学です。 https://www.imperial.ac.uk/  より 赤のピンが医学部の建物です 設立はちょっと複雑で自分も恥ずかしながらよく理解していないのですが、公式ウェブサイトを見る限り起源は1823年にさかのぼるそうです。 今日(現地時間6/19)からIntroduction weekというオリエンテーションが始まりました。初日はキャンパスとその周辺の案内をしていただく時間をインペリアルの方が用意してくださっていて、その時に色々な話を聞くことができました。例えばインペリアルカレッジの立地の話です。 インペリアルカレッジのすぐ隣には3つの博物館があることに加え、王立音楽大学と王立美術院、ロイヤルアルバートホールという演劇場があります。 王立美術院はロイヤルアルバートホールのすぐ西側(画像の左側)にあります これは多くの分野が協同することを期待してヴィクトリア女王の夫のアルバート公がこのように学術機関を集積させたそうです。 ちなみにこれらの博物館は入館無料です。インペリアルの学生や職員の方々から時間があったら行くことを何度も勧められているので行ってみようと思います。 続いて派遣生の紹介です。 筆者Sparidaeの他に4人いて、4人もまたブログを書いてくれるのでその時に詳しく自分のことを書いてくれると信じています。みんな書いてね!ということで簡単に。 A:しっかり準備をしすぎてなんとパスタの麺まで持ってきた B:テニスの試合を観に行って雨に降られたらしい C:しっかりしているが意外に天然な一面があることを知った D:飛行機に乗るときワックスつけてなかった 書いてるSparidaeって誰だろうと思ったあなた。人生には得てしてわからないことがあるものですよ。 以上5人でこれから5カ月頑張ります! ロイヤルア

Diary in Australia ①  ~最初の一歩……シタタタッ ヘ(*¨)ノ~

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↑シドニーのハーバーブリッジwith夕日 こんにちは~あっというまに 3 週間たっちゃいましたね、 ピカチュウ です! そういえばピカチュウの映画公開中ですよね~、見たかったのに出国前日までバイトや部活に走り回ってたら見れませんでした…こっちでもやってるみたいなので見ようかな。 でも当たり前だけど字幕がないんです、よってツムツム。 ところでわたくし6人の中で、最も海外適性がないのです😨 日本食大好き、若干潔癖、英語苦手の三連続パンチ。「〇〇さんは日本語だとおしゃべりなんだね~」って言われちゃうくらいですからね。 しかも意外と人見知りみたいでなかなか外人にも声をかけられません。人生で初めて「海外 友達 作り方」ってぐぐりました… そんなこんなで無限のストレスを抱えた私は、到着三日目にして早くも親知らずの腫れを経験し、今も健在でございます。ついでに昨日微熱を出して寝込んでしまいブログの投稿が遅くなった次第です、申し訳ありません。 こんなこと書いてると異国の地で死んでるみたいに見えますが(笑)、まあでも少しずつ慣れるものですね、こないだ初めて海外の友達とシドニー旅行に行ってきました。ちょうど vivid Sydney の最終日でオペラハウスがきれいにライトアップされていましたよ! 毎週 ホームディナーパーティ なるものがあって、シェフが作ったおいしい夕食が食べれるうえに友達を作る絶好の機会なんです。そこで初めて知り合ったインドネシアの女の子に、もはやナンパのごとく話しかけて仲良くなってみました。こっちの人は「一緒に行こう!」っていうと意外と快く受け入れてくれてとても気持ちが良いです (^O^) まずは話しかけてみよう!がとても大切ですね、 Google 先生のおっしゃる通りです () 研究室 ↑JCSMRの外観 最初の三週間はひたすら論文と格闘していました。単語を片っ端から調べるという超日本人的勉強法で読んでいたら日が暮れても読み終わりませんでしたが、ちょっとずつ進歩していると信じています。 ラボの人々はみな親切で、何度聞き返してもニコニコしながら教えてくれるし、つたない英語でしゃべっていると無駄にほめてくれる ので本当に感謝感激です。 私のデスクはこんな

USC② 研究室紹介

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はじめまして! USC 派遣生のぷろとんです! 早いもので LA に着いてからもう3週間が経ってしまいました。毎日心地よい日差しにさらされて、心なしかどんどん黒くなっている気がします。毎日顔だけ念入りに日焼け止めを塗っていたら、顔が白浮きするようになってきたのが今の悩みです。もういっそのこと顔も黒くしたほうがいいのかな … 笑                                                                    ↑寮の目の前のLincoln Park 研究室紹介  派遣生3人が派遣されているラボはどこも Southern California Research Center for ALPD and Pancreatic Diseases というものに属していて、肝臓がん関係の研究をしています。その中に日本人の教授がトップを務めているラボが3つあり、そこに私たちはそれぞれ1人ずつ所属させてもらっています。 私は町田先生 (Department of Molecular Microbiology and Immunology) のラボに所属していて、がん幹細胞の自己再生のメカニズムを分子レベルで解明しよう!という研究をしています。うまくいけば肝細胞がんに対する新たな分子標的薬 ・ 免疫チェックポイント阻害剤が見つかるかもしれません。 夢がありますね。教授曰く、今熱い分野だそうです。 ここがラボメンバーみんなが集まる部屋です↓ 1 人 1 つ広めの机が与えられてコンセントもばっちり使えるのでとても快適です。 全員が近くに座っているので実験の相談も気軽にできる雰囲気です。 実験室の中はこんな感じです。 細胞培養からマウスへの移植手術・患者さんに対しての肝組織提供のインフォームドコンセント取りまで幅広く何でも経験できるのは特徴かなと思います。 他の派遣生の話では「最初のうちは死ぬほど論文与えられて読んだ」とよく聞くのですが、私の場合は出国前に 2 , 3 個送られてきた論文を読んだ程度で、到着してからはひたすら実験をしてる誰かについて歩いて手技を見て覚えるといった感じです。最近自分のプロジェクトを与えられて、だんだん楽しくな

生活・研究室の様子(そんままかい!!)@Santiago

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現地ラボメンバーからのプレゼント 自己紹介&お金 どうも「 ガネーシャ 」です!! こちらでは「 Neurosistemas 」という研究室に配属されています(詳しくは”研究室”にて) サンチャゴに到着して早3週間目が終わろうとしています。 しょっぱなは、やはり調味料の買いだし、生活基盤の整備で出費がかさみましたが、これから落ち着いていくことでしょう(だといいですが、、) さてお金の管理ですが、いまのところ2人の生活に必要であると判断したら割り勘というころにしていますが、いちいち支払い時には無理なので、共通の買い出しに対するそれぞれの出費を記録し、 月末に割り勘する という方針ですね。 ↑↑ 簡単にエクセルで作れるよ!!超便利 チリペソは日本円×6くらいなので、例えば 100円の商品は600ペソ程 で売られてますね。 後、 洗濯一回に1100ペソかかる上、硬貨しか受け付けないので小銭集めをしなくちゃいけないです 。 食事 私は昼はラボメンバーが昼食さそって下さるのでほぼ外食orテイクアウトですね。 どこも日本に比べたら安く、ハンバーガーは大きいので3000ペソ(500円程)でポテト付きでした。(といっても現地の人からしたらlittle expensiveらしいですが) 全体的に外食するなら3000ペソ前後でしたね!!! 朝と夜は2人で協力して自炊しています。 これはいつかのチャーシュー精製のやつですね(アパート備え付きのコンロの火力が弱すぎるのでガスコンロで調理しています,,,,,,) このチャーシュー作るまでの道のりがほんと長かった。。 現地コーディネーターがくださったガスコンロが手に入るまでは、水沸かすのに1時間以上かかってました(地獄)  コーディネーターの皆さんありがとうございました。 最近行きたかったアジア系の食材店に行くことができ、 コシヒカリ 、コチュジャン、ミリン、等々泣きたくなるほど嬉しい食材が沢山手に入りました!!!! これで当分調味料、米付近は安心です!! こんな感じで、食事は意外に安く食べれて、食材も多彩に揃っており(場所はばらついてますが)、料理の幅も増えていきそうです!! 交通

USC introduction ~Campus & Dormitory~

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ロサンゼルスからこんにちは!留学先で自炊を始めて一週間たたずに食中毒で寝込んだEXCELです!先行きが不安ですが、そんな自分とJ、プロトンの3人は南カリフォルニア大学(University of Southern California, USC)に留学に来ています! 記念の初投稿ということで、今回はUSCのキャンパスと、住んでいる寮について紹介したいと思います! まず、USCといっても、僕たちが通っているのはHealth Sciences Campus(どっかのプログラムの名前みたいですね…)という医療系のキャンパスになっています!立地としてはEast Los Angelesという、ダウンタウンからバスで10分ほど離れた場所にあります。South Los Angelesにあるという本キャンはどでかいらしので、今度機会があれば行ってレポートしたいと思いますね。 そしてなんとこのHSC、病院を2つも持っています! 一つがLAC+USC Medical Centerです。 この病院、めちゃくちゃでかいんですが、Public Hospitalにあたり、保険に入っていない患者たちも大勢来るので、周囲の治安があまりよくありません。だからこの周辺は夜は歩かない方が良いらしいです! ただ、この病院の通りの向かいには7-elevenやYOSHINOYAが!日本になじみの深いこれらの店が近くにあるのは安心感がありますね。実際は意外と寮から遠くてあんまり利用していないんですけど… そして二つ目はKeck Hospitalです!これはPrivate Hospitalで、保険に入ったリッチな人々が集まる病院です。安心安全って感じがしますね。 こちらはぱっと見ですが、より清潔感があるような感じがします。先入観かな… 以上紹介した病院は、実際はプロセメで訪れる頻度は高くありません。USCでは今年からClinical Observation Programという病院を回れるプログラムが始まるのですが、まだ僕たちも経験していないので、おいおい内容がわかったら、またブログに書きたいと思います。 ここからは自分たちの過ごすことになるラボ周辺の雰囲気を紹介しますよ! まず、どーん!! これが、USCの医学生が集

Hello from Reno!

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こんにちは!医学科4年アメリカのネバダ大学リノ校(UNR)派遣生のぎるです!他の人たちのキャラが強くて何書こうかとても困ってます!笑 さて、Renoってどこだよ!と思う方もいると思いますが、Renoはネバダ州第2の都市と言われているところです!では第1位はどこなんでしょうか。なんと、ラスベガス!!!どん! うわあ、さぞ大都会なんだろうなあ。と思ったそこのあなた!残念!Renoはこんなところです! そう、山に囲まれ住宅ばかりの田舎です。笑 ネバダ州は乾燥してて暑いことで有名ですが、ここRenoも例にもれずめちゃめちゃ乾燥していて、日差しがとても強いです。日焼け止めしてても肌がピリピリするくらい!すぐ喉が渇くので水筒は必須です。 さて僕がお世話になっている研究室はPharmacology and Physiology & Cell Biologyという、実際何やってるんだよ!という研究室です。笑 マウスを使ったレニンアンギオテンシン系の研究をしています。 下の画像はこのプロセメ中使って!って言われたデスクとコンピュータです。わーい!(この写真撮るために片づけしたのはここだけの話)ちなみにグラサンと帽子は必須です。まじでこっちの日差しはあなどれない。。。今のところ論文を読み漁りながら実験手法を少しずつ教えてもらっています。 さて僕は実家住みの人だったのですが、こっちに来て自炊を始めました。外食は結構お金かかるし、野菜が摂れないのがしんどかったので。親の苦労をひしひしと感じております。 周りの人がすごく親切にしてくれてるので、なんとか不自由なく暮らせてます。(こっちは買い出し行くのも一苦労!車を出してもらってスーパーまで行ってます) とまあ最初の投稿なのでこのくらいでいいかな!Renoの派遣生は僕だけなのでこれから月1回くらいずつ投稿していきたいと思いますよー。もし詳しい話を聞きたい方がいれば医学科4年の人に僕の連絡先聞いてみたりしてくださいー 以上!ぎるでした!

greeting from Australia

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こんにちは。今年も Australian National University(ANU) 内の The John Curtin School of Medical Research(JCSMR) に 6 人の生徒が通っています。JCSMRはオーストラリアのキャンベラに位置していて、南半球なので今は秋から冬への移行期ですね…。(写真はキャンベラ市内) 僕らからの記念すべき第 1 回目の投稿です(イエーイ (* ノωノ ) )。今回はメンバーの紹介をしようと思います。 ではまず一人目の人お願いしますね。 l    どうも、「ピカチュウ」です! ( あだ名ダサい気がする、誰か考えて!募集中だよ!変なのやめてね! ) 到着から三日目で早くも親知らずの腫れを経験しております。だれかいい歯医者を紹介してくださいませ。配属先の教授がフランス人で H の発音を抜かすんですよ。 how をアウみたいにね。聞き取れないったらありゃしないです。オーストラリアはイギリス英語なので r も抜くし、馴染みがないし、っていうかそもそも英語できないしリスニング苦手だし、それ以前にスピーキングもできないし、前途多難です。そして結構人見知りなので割と絶望しておりますが、いつか友達出来るといいなあ!とりあえず慣れることが第一目標です、がんばりまーす! と、突然のポケモン登場! 編集しているこっちも驚きが隠せません。ゲットだぜ、とか言ってるあのキャラクター、最近顔がちょっと変わって好きじゃないんだよな… そうなんですよね、オーストラリア英語って独特だから聞きづらいんですよね。うん、一緒に頑張ろう。歯お大事に。 次の人どうぞ~。 l    「救急まる子」です。キャンベラは想像していたよりも寒く、特に朝晩はとても冷え込みます。二カ月程度は厳しい寒さが続くそうなので、早めに防寒着を購入したいです。研究生活について、 Supervisor には分からないことがあればいつでも質問させて頂くことができます。もちろん先生は非常にお忙しいので、可能な限り自分で調べてから質問するよう心がけています。寮について、一人離れて比較的小さい棟に暮らしています。幸運なことに棟の下にはカフェがあり、いつでもコーヒーを買いに行くことが出来ます。 五人