Time Flies
こんにちは、ANU派遣生のどりあんぬです。こちらキャンベラは日中は30度を超える日が多くなり、一気に夏らしくなってきました。夏服を用意してなかったので昼間は研究室やカフェにこもっています。気候にまで早く日本に帰れと急かされているように感じます(気のせい)。
つい先日ラボでの研究発表の機会をいただきました。医科歯科のカリキュラム内で英語でのプレゼンの機会が多くあり、十分慣れていたはずなのですが、それでも実際に複数のラボの研究者を前にするとかなり緊張しました。また、プレゼン以外にも10月後半は実験結果のまとめやレポートの作成などでストレスが多めでした(キャンベラの平和な生活を通じてストレス耐性がなくなっていたのかも…)
まだUndergraduateであり、しかもANUの学生ではない自分たちの発表を1時間以上にわたって熱心に聞いていただき、質問もたくさんいただけたのは本当に幸せなことだったと思います。このような貴重な機会をいただけたこと、特にラボの方々には感謝しています。
10月上旬にKaz、ケンケロ、僕、そして同じ寮のミャンマー人、フィリピン人の5人で4泊5日のタスマニア旅行に行ってきたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。たくさんの写真とともにお楽しみください!
Launceston空港で車を借り、Cradle Mountainという国立公園を目指します。Launcestonはレンガ造りの伝統的な建物が多く残っている魅力的な街なのですが、観光する間もなくすぐに出発しました。
Launcestonを出て10分もすると周りの景色は大草原へと変わり、さらにしばらくすると険しい山道へと変わっていきます。しかもただ険しいだけでなくあちらこちらに動物(およびその死体)が転がっていてスリル満点でした(ただこの時の我々はまだこの道の本当の恐ろしさを知らない)。
Cradle Mountainでは湖の周りや平原を散歩しました。日本では体験できないような壮大な景色に圧倒されました。
Cradle Mountainの自然を満喫した我々一行はコテージのあるTarraleahという村へ向けて出発しました。Cradle Mountainを出てしばらく経つと日が沈み、あたりは真っ暗に。日本の道と違って街灯が整備されていないので、常にハイビームを付けていないと危ないくらいでした。
そんな中ついに事故が起こります。コテージ到着を目前にして何らかの動物と衝突…ご冥福をお祈りします。
コテージに着いた我々を出迎えてくれたのは満天の星空。天の川もしっかり見えました。
周囲には当然スーパーといった文明を感じさせるものは一切なく、ご主人のご厚意で食料を分けていただきました。
文明に飢えていた我々は、ネットすら通じない田舎町にさっさと別れを告げ、タスマニア最大の都市ホバートを目指して車を飛ばしました。
ホバートではまず初めにMONAという現代美術を扱う美術館に行きました。なかなか衝撃的な展示が多く、帰るときには全員死んだような表情になっていました。
マレーシア料理でエネルギーを補給した後は市内の博物館などを巡り、夕焼けを見に高台に上りました。
この日の夜は海辺のレストランでシーフードをいただきました。久々のまともな食事を前に、食欲の鬼と化していた僕たちはこの量をたった10分で平らげてしまいました。
この日はホバート空港で途中参加のケンケロを拾い、Port Arthur, Wine Glass Bayを経てBichenoに至る計374km)のかなりハードな行程でした。
最初の目的地Port Arthurではクルーズを楽しんだり、刑務所跡を見学したりしました。
Port Arthurを出た我々一行は、夕日がきれいなことで有名なWine Glass Bayを目指しました。日没に間に合わなければならないというプレッシャーのもと、メロス宜しく全力で(交通ルールを守りつつ)車を走らせました。
途中未舗装の道を延々と走らされ、最終的に車が土と一体化していました。
結局日没には余裕で間に合い、景色を十分楽しむことができました。
さらに現地の小さい方々から思わぬ出迎えを受けたりもしました。
ちなみにどうでもいいですが、この日の真夜中から、標準時を1時間早めるDaylight Saving(≒サマータイム)が始まりました。そのため、我々は旅行中の貴重な1時間を失うこととなりました。悲しい。
4日目にもなるとみんな旅の疲れが出てきたので、この日はSt. Helensという港町をのんびりと観光しました。
お昼には海を眺めながらシーフードをいただきました。やはり海の幸は何度食べても食べ飽きることはないですね。
ご飯を食べ終わる頃に降っていた雨がちょうど上がったので、ビーチへと移動しました。
山に囲まれて生活しているCanberranとしては、普段の生活で空以外の自然物に青系統の色を見出すのがかなり難しいので、海が藍色から水色までコントラストを成しているのを見ると感動を禁じ得ませんでした。
ちなみにこのビーチ、南国のような面をしていますが、実際割と肌寒かったです。
一通り海を満喫した後、3日ぶりにLauncestonに戻ってきました。
最終日ものんびりとLaunceston付近をぶらぶらしました。
まずは市内から歩いていける距離にある渓谷。
2人乗りリフトで渓谷を渡るやつが予想以上にスリリングでした。
そのあとは近所の動物園に足を延ばし、この島の象徴ともいえるタスマニアデビルに会ってきました。
最終的に、総走行距離1127km、来豪以来最大の旅行になりました。
自然や動物はもちろんのこと、シーフード、歴史など見どころがたくさんあるので、機会があればぜひタスマニアに行ってみてはどうでしょうか。
こうして気づけば楽しみにしていた旅行も、不安だったプレゼンもすべて終わり、帰国に向けた準備を始める時期になってしまいました。5か月余りの留学期間それ自体はとても短く感じましたし、その期間内だけで実際に達成できたことには限りがあると思います。
ただ、様々な文化的背景やキャリアを持つ人と交流したり、自分の今の言語/研究能力と必要とされている能力のギャップを認識したりするには十分な期間だったと思います。
体感的には一瞬だとしても、将来にわたって活きるであろう半年間を過ごすことができて大変満足しています。
プロセメ期間はそろそろ終わりますが、ANU派遣生からはあと2回投稿させていただく予定です。そちらもお楽しみに!
プレゼン@JCSMR
つい先日ラボでの研究発表の機会をいただきました。医科歯科のカリキュラム内で英語でのプレゼンの機会が多くあり、十分慣れていたはずなのですが、それでも実際に複数のラボの研究者を前にするとかなり緊張しました。また、プレゼン以外にも10月後半は実験結果のまとめやレポートの作成などでストレスが多めでした(キャンベラの平和な生活を通じてストレス耐性がなくなっていたのかも…)
まだUndergraduateであり、しかもANUの学生ではない自分たちの発表を1時間以上にわたって熱心に聞いていただき、質問もたくさんいただけたのは本当に幸せなことだったと思います。このような貴重な機会をいただけたこと、特にラボの方々には感謝しています。
タスマニア旅行
10月上旬にKaz、ケンケロ、僕、そして同じ寮のミャンマー人、フィリピン人の5人で4泊5日のタスマニア旅行に行ってきたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。たくさんの写真とともにお楽しみください!
~1日目~
Launceston空港で車を借り、Cradle Mountainという国立公園を目指します。Launcestonはレンガ造りの伝統的な建物が多く残っている魅力的な街なのですが、観光する間もなくすぐに出発しました。
(Launcestonの街並み)
Launcestonを出て10分もすると周りの景色は大草原へと変わり、さらにしばらくすると険しい山道へと変わっていきます。しかもただ険しいだけでなくあちらこちらに動物(およびその死体)が転がっていてスリル満点でした(ただこの時の我々はまだこの道の本当の恐ろしさを知らない)。
(大胆にも道路脇を歩くウォンバット)
Cradle Mountainでは湖の周りや平原を散歩しました。日本では体験できないような壮大な景色に圧倒されました。
Cradle Mountainの自然を満喫した我々一行はコテージのあるTarraleahという村へ向けて出発しました。Cradle Mountainを出てしばらく経つと日が沈み、あたりは真っ暗に。日本の道と違って街灯が整備されていないので、常にハイビームを付けていないと危ないくらいでした。
そんな中ついに事故が起こります。コテージ到着を目前にして何らかの動物と衝突…ご冥福をお祈りします。
コテージに着いた我々を出迎えてくれたのは満天の星空。天の川もしっかり見えました。
周囲には当然スーパーといった文明を感じさせるものは一切なく、ご主人のご厚意で食料を分けていただきました。
~2日目~
文明に飢えていた我々は、ネットすら通じない田舎町にさっさと別れを告げ、タスマニア最大の都市ホバートを目指して車を飛ばしました。
ホバートではまず初めにMONAという現代美術を扱う美術館に行きました。なかなか衝撃的な展示が多く、帰るときには全員死んだような表情になっていました。
マレーシア料理でエネルギーを補給した後は市内の博物館などを巡り、夕焼けを見に高台に上りました。
この日の夜は海辺のレストランでシーフードをいただきました。久々のまともな食事を前に、食欲の鬼と化していた僕たちはこの量をたった10分で平らげてしまいました。
~3日目~
この日はホバート空港で途中参加のケンケロを拾い、Port Arthur, Wine Glass Bayを経てBichenoに至る計374km)のかなりハードな行程でした。
最初の目的地Port Arthurではクルーズを楽しんだり、刑務所跡を見学したりしました。
(船上から見た刑務所跡)
Port Arthurを出た我々一行は、夕日がきれいなことで有名なWine Glass Bayを目指しました。日没に間に合わなければならないというプレッシャーのもと、メロス宜しく全力で(交通ルールを守りつつ)車を走らせました。
途中未舗装の道を延々と走らされ、最終的に車が土と一体化していました。
結局日没には余裕で間に合い、景色を十分楽しむことができました。
(夕日に照らされるWine Glass Bay)
さらに現地の小さい方々から思わぬ出迎えを受けたりもしました。
(癒しでしかない)
ちなみにどうでもいいですが、この日の真夜中から、標準時を1時間早めるDaylight Saving(≒サマータイム)が始まりました。そのため、我々は旅行中の貴重な1時間を失うこととなりました。悲しい。
~4日目~
4日目にもなるとみんな旅の疲れが出てきたので、この日はSt. Helensという港町をのんびりと観光しました。
お昼には海を眺めながらシーフードをいただきました。やはり海の幸は何度食べても食べ飽きることはないですね。
(何らかのサメのフライと生ガキ)
ご飯を食べ終わる頃に降っていた雨がちょうど上がったので、ビーチへと移動しました。
山に囲まれて生活しているCanberranとしては、普段の生活で空以外の自然物に青系統の色を見出すのがかなり難しいので、海が藍色から水色までコントラストを成しているのを見ると感動を禁じ得ませんでした。
ちなみにこのビーチ、南国のような面をしていますが、実際割と肌寒かったです。
一通り海を満喫した後、3日ぶりにLauncestonに戻ってきました。
(いい感じに映えてた建物)
~5日目~
最終日ものんびりとLaunceston付近をぶらぶらしました。
まずは市内から歩いていける距離にある渓谷。
2人乗りリフトで渓谷を渡るやつが予想以上にスリリングでした。
そのあとは近所の動物園に足を延ばし、この島の象徴ともいえるタスマニアデビルに会ってきました。
(起こしてごめんよ(夜行性らしい))
最終的に、総走行距離1127km、来豪以来最大の旅行になりました。
自然や動物はもちろんのこと、シーフード、歴史など見どころがたくさんあるので、機会があればぜひタスマニアに行ってみてはどうでしょうか。
こうして気づけば楽しみにしていた旅行も、不安だったプレゼンもすべて終わり、帰国に向けた準備を始める時期になってしまいました。5か月余りの留学期間それ自体はとても短く感じましたし、その期間内だけで実際に達成できたことには限りがあると思います。
ただ、様々な文化的背景やキャリアを持つ人と交流したり、自分の今の言語/研究能力と必要とされている能力のギャップを認識したりするには十分な期間だったと思います。
体感的には一瞬だとしても、将来にわたって活きるであろう半年間を過ごすことができて大変満足しています。
プロセメ期間はそろそろ終わりますが、ANU派遣生からはあと2回投稿させていただく予定です。そちらもお楽しみに!
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