ラグビーワールドカップ決勝戦
こんにちは、インペリアル派遣生のウーパールーパーです。
イギリスの滞在も2週間をきり、もうすぐ帰国できる、という気持ちと、ロンドンを名残惜しく思う気持ちが同居しています。
最近のロンドンは最高気温12-13℃、最低7-8℃と冷え込んでいて、朝や夜はダウンコートでも肌寒く感じます。その一方で、紅葉の美しい時期でもあります。住んでいる寮の近くにある公園Hyde Parkにはプラタナスが多く植えてあり、美しい紅葉が見られます。芝生の上にたくさんの落ち葉を見ると踏みしめてサクサクの感触を楽しみたくなります。
今年のラグビーワールドカップは日本で開催されましたが、イングランドはラグビー発祥の地で強豪国ということもあり、私の周りのイギリス人達は大会期間中盛り上がっていました。PhDの一人が同じフロアの全研究室のメンバーに向けてちょっとした賭けへの参加をメールで呼びかけていたくらいです。(1チーム£2からで、勝者が全賭け金をもらえる。)さすがイギリスだなと思いました。
今大会では、決勝まで駒をすすめたので、てっつんとsparidaeとパブリックビューイングに行ってきました。といってもパブではなく、japan houseという近場の文化・商業施設で無料で見てきました。
南アフリカ推しの人も半分くらいいたので、イングランドのトライが決まりそうで決まらなかった時は後ろから「Oh no, we’re losing it…」という声と「Yes, Yes…!」の声が(たぶん隣同士でした)聞こえてきました。 イギリス人向けのパブに行っていたら最初はお酒、お酒の陽気な雰囲気で始まり最後は全体的に悲壮な雰囲気に包まれていたかもしれません。
プロジェクト期間も終わりに近づき、この5ヶ月間本当にあっというまでした。留学の有無に関わらず、このプロジェクトセメスターは本人の取り組み方次第で如何様にも活用できると思うのですが、私は留学した事によって人との気楽な接し方を思い出させてもらいました。
儒教・敬語の文化があるので仕方ない側面もあるのですが、日本では年齢や経歴で無意識にグループ分けし、常にそれらを念頭に置いた上で相手と話す環境があり(私もしていました)、これらは時にはコミュニケーションの障害になりえますし、度が過ぎると差別意識を持ったり、本当の相手の人となりを知る際の弊害にもなります。 こちらでは、皆経歴がバラバラでお互いの年齢もほとんど知らないですし、必要以上に敬語が存在しない英語のおかげで、余計な先入観やヨイショをすることなく人と親交を深めることができました。(研究室の人に年齢を聞かれることも最後の1週間になるまで1回もありませんでした。)ただ仲良くなるだけでなく、研究の話で年上や目上の人に意見を言う時も余計な気遣いの必要がないので、伝えたい事をはっきり言いやすい環境でした(日本では丁寧に言いすぎてかえって慇懃無礼な態度になってしまうこともありました)し、研究の進め方もトップダウンというよりもボトムアップ方式で非常にやりやすかったです。
研究室に様々なバックグラウンドの人がいたのと受け入れてくださった研究室や周りの人に恵まれただけなのかもしれないですが、そういう意識は日本に帰っても持ち続けていたいです。
海外に滞在しなくても自分の心がけ次第で広い視野を持つことは十分可能ですし、留学の宣伝はなんとなく胡散臭い感じがしますが、実際にその文化・環境に身を置くことで初めて見えてくる、あるいは実感できるものもあるのではないかと思います。
あと残りわずかですが、引き続きイギリスでの生活を楽しみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
最近のロンドンは最高気温12-13℃、最低7-8℃と冷え込んでいて、朝や夜はダウンコートでも肌寒く感じます。その一方で、紅葉の美しい時期でもあります。住んでいる寮の近くにある公園Hyde Parkにはプラタナスが多く植えてあり、美しい紅葉が見られます。芝生の上にたくさんの落ち葉を見ると踏みしめてサクサクの感触を楽しみたくなります。
日本に帰ったら日常的に天然芝生の上を歩く機会が減るのが少し悲しいです。
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今年のラグビーワールドカップは日本で開催されましたが、イングランドはラグビー発祥の地で強豪国ということもあり、私の周りのイギリス人達は大会期間中盛り上がっていました。PhDの一人が同じフロアの全研究室のメンバーに向けてちょっとした賭けへの参加をメールで呼びかけていたくらいです。(1チーム£2からで、勝者が全賭け金をもらえる。)さすがイギリスだなと思いました。
今大会では、決勝まで駒をすすめたので、てっつんとsparidaeとパブリックビューイングに行ってきました。といってもパブではなく、japan houseという近場の文化・商業施設で無料で見てきました。
小さな映画館という感じで、皆座席に座って平和に観戦しました。 |
南アフリカ推しの人も半分くらいいたので、イングランドのトライが決まりそうで決まらなかった時は後ろから「Oh no, we’re losing it…」という声と「Yes, Yes…!」の声が(たぶん隣同士でした)聞こえてきました。 イギリス人向けのパブに行っていたら最初はお酒、お酒の陽気な雰囲気で始まり最後は全体的に悲壮な雰囲気に包まれていたかもしれません。
イギリスでよく見かけるitsuやwagamamaといった(エセ)日本食レストランと違って、
この施設は日本の伝統工芸品や高品質の商品をたくさん展示していました。
その分値段も高かったです…
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プロジェクト期間も終わりに近づき、この5ヶ月間本当にあっというまでした。留学の有無に関わらず、このプロジェクトセメスターは本人の取り組み方次第で如何様にも活用できると思うのですが、私は留学した事によって人との気楽な接し方を思い出させてもらいました。
儒教・敬語の文化があるので仕方ない側面もあるのですが、日本では年齢や経歴で無意識にグループ分けし、常にそれらを念頭に置いた上で相手と話す環境があり(私もしていました)、これらは時にはコミュニケーションの障害になりえますし、度が過ぎると差別意識を持ったり、本当の相手の人となりを知る際の弊害にもなります。 こちらでは、皆経歴がバラバラでお互いの年齢もほとんど知らないですし、必要以上に敬語が存在しない英語のおかげで、余計な先入観やヨイショをすることなく人と親交を深めることができました。(研究室の人に年齢を聞かれることも最後の1週間になるまで1回もありませんでした。)ただ仲良くなるだけでなく、研究の話で年上や目上の人に意見を言う時も余計な気遣いの必要がないので、伝えたい事をはっきり言いやすい環境でした(日本では丁寧に言いすぎてかえって慇懃無礼な態度になってしまうこともありました)し、研究の進め方もトップダウンというよりもボトムアップ方式で非常にやりやすかったです。
研究室に様々なバックグラウンドの人がいたのと受け入れてくださった研究室や周りの人に恵まれただけなのかもしれないですが、そういう意識は日本に帰っても持ち続けていたいです。
海外に滞在しなくても自分の心がけ次第で広い視野を持つことは十分可能ですし、留学の宣伝はなんとなく胡散臭い感じがしますが、実際にその文化・環境に身を置くことで初めて見えてくる、あるいは実感できるものもあるのではないかと思います。
あと残りわずかですが、引き続きイギリスでの生活を楽しみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
土日を利用してmikanとてっつんとエディンバラに行きました。
当日の思いつきでこの丘に登ったのですが結構つらかったです…。
途中からリュックをもってくれた二人には感謝です。
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頂上からの景色は最高でした。 |
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