Microvesicles
こんにちは。インペリアルカレッジ留学生のべーこんです。
お元気にしていますか?
本日は、私の通う研究室の紹介をさせていただこうと思います。
1.
研究室の人
ラボは、麻酔科、集中治療、pain medicineからなるセクションで、私がいるのは集中治療グループです。
このグループは全員で20名程度ですが、お医者さんとして週に何度か働いている人や、用事があれば来ない人も多いので、毎日だいたい10名弱が稼働しています。
出身は、医学部が半分、その他が半分という感じです。イギリスの研究室らしく、国籍はバラバラです。(イギリス人もちゃんとたくさんいます。)
2.
研究テーマ
研究のテーマは、Microvesicleです。日本語でいうと微小小胞体です。
私は急性肺障害というICUにいる患者さんで問題になることが多い病態と、microvesicleの関連について研究をしています。
使用している手法はFlow cytometryが主です。細胞実験とマウス実験の両方を並行して進めています。動物の扱いは自分ではできませんが(イギリスはこの点に関しては非常に厳しいと思います)、見学させてもらい、解析を任せて頂いています。
3.
研究室の雰囲気
研究室の雰囲気はとても明るく、皆さん面白いです。何より素敵だなと思うのは、教授がメンバーに愛されていることです。
指導教官もこまめに面倒を見てくださり、サポートが手厚いなと感じます。
オフィスはリラックスした雰囲気で、皆甘いものとお茶の時間が大好きなので、常にコーヒーと紅茶を入れられるように準備が整っていますし、真ん中の机の上にはだいたいチョコレートやその他お菓子があり、誰かの誕生日(結構頻繁にあります)には、ホールケーキが用意され、みんなで食べます。
私も行って1ヶ月の頃に祝っていただき非常に幸せでした。
4.
来てよかったこと
日本の研究室でも同じかもしれませんが、研究や将来のことで困った時に今後も頼ることができる人に出会えたことが、私は本当に素晴らしいことだと思います。
また、当たり前ですが、日本の外に出ると、日本の小ささにすごく驚かされます。
イギリスでの生活は、日本に比べてだいぶeasyです。研究室には朝7時から夜7時までしか居られませんし、土日に行くなんてもってのほかでした。ただ、研究に対する熱意は負けませんし、プライベートの時間も家族も遊びも大切にしています。
留学では、皆様も、もしかしたら一生ものの繋がりや、考え方を学べるかもしれないと思います。
それでは、良い一週間をお過ごしください。