90℉とは……
ネバダ派遣生のチロルです。
Renoに着いてから、あっという間に一週間が経ってしまいました!
恐ろしいほど早い。
都会の喧騒から離れて穏やかな生活を送らせていただいております 。
地方出身者の私には、これくらいの静けさが時に必要となってくるのです (笑)
ここアメリカでは何もかもが大きくて、そして広くて、ストレスフリーなのでお肌も状 態も良好です。
そしてこちらで出会った方々はみな素敵な方ばかりです。
唯一の悩みは、乾燥と標高が高いこと、それと日差しの強いことだけですかね。(標高およそ1300m)
(念のためと思い、日本で購入した日焼け止め、化粧水や乳液、 サングラスや日焼け防止グッズを大量に持ってきたのはあながち間違えで はなかったかも?)
毎日が高山トレーニングです。
そして今日ついに、タイトルにもあるよう90℉を越えました(33℃くらい?)
アメリカでは温度を表す際に華氏(℉)を用います。
普段の会話で「週末には100℉を越えそうだね~」などと言われると、
「えーーーー沸騰しちゃうの??」と未だに勘違いしてしまいますが……
早く℉から℃への単位の変換に慣れたいところであります。
その他、こちらで使用する主な単位として、kmの代わりにmile、gの代わりにpoundを使うことなどが挙げられますが、まだ少し慣れるのには時間が必要です。
先日、ネバダ大学医学部副医学部長のMelissa Piasecki先生のご厚意でご自宅に招いていただき、Melissa先生のご家族の皆様、そしてUn iversity of Nevadaの医学部生2人と一緒にdinnerをご一緒させてい ただきました。
Melissa先生は1月に東京医科歯科大学を訪問されていた際に少しお会いしたことがあったので、5カ月ぶりの再会となりました。
日本とアメリカでの医学部生活の違いや卒業後のキャリアについてdis cussionしたり、Melissa先生がご自身のこれまでのキャリアについてお話をしてくださったり、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
Melissa先生、そして夫のJoeさんはいつも、「困ったことはない?大丈夫?」
と常に気にかけて下さいます。と ても素敵なご家族です。
楽しいひと時をありがとうございました!
素敵な方々に囲まれて、本当に幸せです。
もう一人の派遣生(でぃーちゃん)がしっかり学校名をアピールしてくれていますね!
さて、今週から研究が始まったわけですが、どのような暮らしぶり をしているのか少しお伝えして終わりにしようかと思います。
私たちが所属しているのは”Department of physiology and cell biology”で私はDr. Kenton M Sandersの研究室に所属しています。
先日Kenton先生の元へご挨拶に伺ったのですが、見事な身長差、そし てセーターの色がばっちりかぶりました。(先週はとても寒かったのです……)
目先の研究について教えてくれているのは、マンチェスター大学から研究 留学している学生です。
彼が9:30に出勤するので、私もゆるりとその時間に出勤させていただい ております。
そして17時になったら、ラボのほとんどの人が帰宅します!
(ドクターXの大門先生みたいに「17時になったので帰りまーす」が普通に行われているのですね。)
アメリカのラボでは9時17時ルールが厳格に守られていることが多いそうです。素敵!
Wild typeのmouseのColonを使った実験になりますので、毎朝mouseとご 対面するところから始まります。
とても小さな組織から、丁寧に実験に必要なsampleを作ります。
とてもtinyかつsensitiveな組織に糸で結び目を作らなければならないので、外科医の見習いのような気分です(笑)
でもこの過程が上手くいかないとその後の実験で何も結果が出ません ので、焦らず慎重に作業を進めます。
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組織からサンプルを抽出しているところ。
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実験に用いている装置がこちら。
とてもありがたい 環境にいさせていただいているのだなあという感謝の気持ちを毎日忘れ ず、
これからも邁進してまいります。
ではまた。
皆様Have a nice weekend!!
チロル